ゴールデンウィークに近所のホームセンターを散策。¥580也の苗を発見。ゴーヤの苗と比べると5倍程度と高価です。ポットに挿してある札には、『パッションフルーツで緑のカーテンにチャレンジ、もちろん果実は生食、ジュースに』という文言と、『市川園芸』という生産者の表記。更に、『花と実が付きやすい特選苗』とのことでした。それらから、実の収穫ができる手のかかった苗だと推察し、4本購入、早速グリーンカーテンのセッティングにかかる。
どういった苗が理想なのかわからず、伸び伸びした三本と、背は低いが(葉と葉の間隔が詰まっている)ガッチリタイプの一本を購入。ひょろひょろに見えても、伸び伸びタイプの方が成長が早く、大きく育つようです。冬越し用の鉢への植え替えのときにわかったのですが、向かって右のプランターでは、右の伸び伸びした苗の根のはりがすさまじく、背の低い苗は十分に根をはれず負けてしまっていたようでした。パッションフルーツのような蔓性植物では、伸び伸び度でその時点の成長具合がわかるようです。
一つのプランターに二本の苗を植えたのは失敗だったようで、左のプランターでも、向かって右の苗はグングン育ったが、左の苗は今一つでした。一プランターに一苗でないと可愛そうだったと反省。
用土は、『グリーンカーテンの培養土』いうものを購入。有機肥料分に加え、赤玉土が混ぜられていました。パッションフルーツは、水を欲しがる植物ですが、根腐れは大敵です。その点、水持ちと水はけを両立した適切な用土でした。
肥料には、ハイポネックス原液を使用しました。匂いもしないのでグリーンカーテンへの使用が可能です。週に1回、適量与えると、てきめんに蔓が伸びます。なかなかこれほど効く肥料も無いのではないでしょうか。
プランターのサイズは一般的に40ℓくらいが良いとされていることを後で知ったのですが、我が家のものは30ℓ弱です。プランターの容量不足はハイポネックスの効きでかなりカバーできたと思いますが、もう少し大きなプランターが理想だったかもしれません。
さて、その後の成長ですが、植えつけ10日後くらいが下の写真です。4本の苗とも、延びたようには見えません。気温などの条件がまだ整わないようですね。
苗を植えてから約一か月が経ちました。6月に入ると、元気な苗はすくすくと育ってきました。ただ、一本だけはほとんど育っていません。左のプランターでも二本の苗の育ちに差が見られるようになってきました。この時点で、一つのプランターに二本の苗を植えることは避けた方がよさそうだと気付きましたが、そのまま経過を見守ることにしました。
これは、上の写真の一部の拡大写真ですが、元気な苗には、このようにたくさんの蕾が付いています。6月になり、太陽がさんさんと降り注ぐようになるとともに、パッションフルーツが生命の素晴らしさを教えてくれているように感じてきます。
6月3日、私のパッションフルーツ栽培経験の中の初開花に感動です。目に見える動きとともにあっという間に開きます。サブメニューの動画を見ていただくと良くわかりますよ。
開花時間は決まっていて、この紫種では、10:00~11:00くらいです。因みに、黄色種では14:00頃の開花を確認しました。
6月も中旬に入ると、成長に加速がかかり、多くの実や蕾が見られるようになります。
ただし、右のプランターの成長が見られない苗はまったくダメですね。もはや、元気な苗の根でぎっしりなのでしょうか。
上の写真の一部の拡大ですが、結実していることが確認できます。パッションフルーツでは、虫による受粉はほとんど期待できないため、人手で花粉をメシベにこすり付ける作業(=人工授粉)をすることが理想的です。虫受粉だけに頼ると、年に数個というレベルの収穫しか得られないようです。多くの実を実らせるためには、人工授粉は必須です。いろいろ人工授粉を試行しまして、成功率の高かった方法をご紹介しておりますので、宜しければ、お勧めの人工授粉方法をご確認ください。
開花時期には、梅雨明け前までのⅠ期と、秋になって気温が下がってくる9月10日頃からのⅡ期がありますが、温室を持たないような一般的な環境で実を収穫可能なのはⅠ期の花だけなのです(秋の花は、日本の環境では実の育成過程で気温が低下するために、熟さない)。その開花ピークは梅雨明け直前の頃で、最大十個程度の花が一日で咲きました。これらの花に対して、確実に人工授粉を成功したいところです。
熱帯性植物でありながら、夏本番となると開花を停止する。そこがパッションフルーツの難しさであり、面白さでもあるのですが。
受粉に成功すると、60~70日で実は収穫できます。つまり、8月の中旬~9月の中旬頃が収穫のピークになります。収穫が近くなると、紫に色付いてきます。自然落下か触れた程度で取れるならば収穫時です。
その頃のグリーンカーテンの様子は下の写真のとおりです。
梅雨が明け、夏本番となるや、開花が止まるのに反し、蔓はよりいっそう爆走します。このあたりの育ち方はまさに熱帯植物のそれと言えるでしょう。一日に30cmと言っても過言ではありません。
だた、このグリーンカーテンの様子を見ても、2014年に持ち越す反省点があります。写真をよくご覧になられるとお気づきかと思いますが、グリーンカーテンの上の方は非常に葉っぱが茂っていますが、下の部分はスカスカになっているのです。できるだけ全面均一が理想ですね。それは、植え込み時に上向きに誘引してしまったことが原因でしょう。下部については、極力横方向に誘引すべきでした。2014年のグリーンカーテンでは、是非この点を考慮したいです。
一シーズンパッションフルーツを栽培して、6月~梅雨明け前までに開花した花しか収穫に至らない点が、この植物独特の難しさであることがわかりました。ならばどうするか。私は考えました。答えはこうです。『いかにその期間に沢山の花を咲かせるかが、多くの実を収穫するための勝負になる。』2013年の樹を冬越しさせ、巨大苗として2014年のグリーンカーテンに使うことにより、条件が揃った時にいっきに多くの花をつけさせる。2013年にホームセンターで購入した小さな苗と比較すれば、桁違いの総蔓長さとなる筈で、それに比例して猛烈な数の花が得られるのではないでしょうか。同様な観点から、初年度から多くの収穫を望まれる場合には、できるだけ大きな苗を入手されると有利です。【2014.04.15追記、参考】冬越し中の株に関する記事
とはいえ、私たち5人家族は、初めてのパッションフルーツ栽培シーズンに30個程度の実を食べました。通常、人工授粉という概念に至らず、虫受粉に頼り、収穫無しとか数個という方が多いのではないでしょうか?そう考えると上出来だったかもと思っています。その中でお役に立てるお話をご提供し、皆様にも美味しいパッションフルーツを食べていただきたいと思っています。その美味さを知った私は、2014年はズバリ200個?などと考えているんです。
ういっす!始めまして。きっちりした育て方が書いてあり、感動しました。私も6月から昨年のゴーヤから変わり、パッションフルーツにしました。かなり上出来だと思いますが、冬越しが難しいのではと、思っています!
ういっす!^^
はじめまして。
ねちっこい性格なせいか、口説くないかといつも心配しながら記事を書いていますが、お役に立てているならば幸せです。
一般に、昼間に陽が差し込み、夜は暖房がされる場所に株を取り込むと良いようです。多くの場合、居間が適所かと思います。
ただ、紫系のように寒さに比較的強い種では、霜に当てなければ-5℃にもなる環境で、冬を越した例があるそうです。
はじめまして!!
色々な育て方の方法を調べましたが、どの情報より、とても参考になりましたよ。
ありがとうございました!!
ちー様
はじめまして
未だにパッションフルーツにはわからないことが多々あり、興味津々です。ある時はあれこれ考えたり、ある時は実験してみたり、そんな投稿がお役に立てるならば幸せです。
今後ともよろしくお願いいたします。
passionさん!!
来年の春から育てようと思っておりましたが…
passionさんの育成記録を拝見しているうちに、すっかりパッションフルーツの虜になりガマンできず
そして冬越しも考慮しつつ小さな苗ですが購入しました!!
元々観葉植物が好きでしたが、パッションフルーツは本当に成長が楽しみな植物ですね。私も興味津々。
passionさんが熱心に育てる気持ちが良く分かりますー。
今は蔓を伸ばし秋の開花に向け、毎日の成長を見守る事が楽しみで仕方ないです。
主人にパッションフルーツの魅力を熱弁すると『ふ~ん』……
passion さんが旦那さんなら楽しそうなのになぁ
( ;∀;)
ちー様
こんにちは^^
今の時期~秋までは、パッションフルーツの株は爆発的に生育しますので毎日楽しめるのではないでしょうか。
少し秋めいてくると、開花も始まりますので、授粉の練習もできますね。
そして来春になると立派な株になっているでしょう。
収穫に至れば、レシピを考えたりと、楽しさオンパレードです。
パッションフルーツの甘酸っぱさは、マンゴーやチョコレートのような甘いもののアクセントとしてとても合うと思います。(近所の方がお酒にも良いと言っていましたよ)
今年は、甘めにつくったアイスココアにパッションフルーツを入れて試してみようと思っています。
なんと!?
“収穫に至れば楽しさオンパレード”!!
passion さん、
もうすでに蔓が伸びた!葉が大きくなった!これだけでもベランダで小躍りしております。
花なんて咲いた日には本格的に踊ってしまいそうです。
通報されないよう、気を付けないと
( ;∀;)
なるほど、チョコレートと相性よさそうですね。かつて洋菓子店で勤務。オレンジピール入りのチョコがあり…チョコと酸味のきいたオレンジ合うの?と疑いましたが、美味しく驚いた事を思い出しました。
アイスココア、おいしそうだなぁ…
お酒にも!?アルコール好きな私にはたまりません!!
来年が、もっともっと楽しみになりました。
passion さんの記録をお手本に来春は丈夫な株に育てていきたいです。
記録とても丁寧に書かれていて、感動すらおぼえました。
お返事も本当に親切で丁寧に下さいますね。とても嬉しいです。
passion さん、
いつもありがとうございますー!!
ちー様
今日も新な問題につきあたり、本当にパッションフルーツには興味尽きません。(この投稿の末尾の追記部分です)
昨年の世界のチョコの祭典の優勝作品は、パッションフルーツ入りチョコレートなんです。きっとココアでも。
楽しんでいることや、失敗談、知り得たことを書いているだけで、皆様に喜んでいただけるのですから、私としても喜び倍増ですし、良い覚え書きにもなっているんです。
私は昨年からパッションフルーツ始めました。宮崎県日南市気候に恵まれ気温も真冬でも零度から下がることはありません。一本の苗で春は二十個、秋は八十個全部完熟ですまだ三個残ってます。初めてで、参考になりました、また教えてください。
岩切治水様
はじめまして。
気候の良いところに住んでおられて、羨まし
い限りです。
当方、外の自作温室での冬越しを試みており
ましたが、雪と強風で崩壊してしまい、全滅
のありさまです。
よい勉強になったと考え、また出直したいと
思っています。
今後とも宜しくお願いいたします。
昨年デビューしましたが、綺麗にネズミにやられてしまいました。夢のグリーンカーテン、断念です。
passionさん、またはどなたか良い案ないですか?
智様
お返事遅れまして申し訳ありません。
ネズミですか・・・
ネコを飼うことが可能であれば、それがいちばんだと思いま
すが・・・
いろいろなネズミ駆除製品があるようですよ。
超音波式のものが良いように思います。
それほど高価ではないかもしれません。
はじめまして。
私は海外でパッションフルーツを食して以来、大好きになりまして、そのまま食べたり、一番好きなのはチュウハイ等アルコールに混ぜていただくのが最高に美味しいと思っています。しかし地元スーパーでは1個300円近く、入手できる時期もごく限られています。友人から最近苗の販売がホームセンター等で見かけると聞き、色々調べましたら、こちらのサイトに行き着きました。そんなに収穫出来るとは驚きです!ぜひ育ててみたいと思い、参考にさせていただきたいと思います。こちらは北陸。苗は5月以降の入荷となるようです。上手く育てられるいいです…
bamboo様
はじめまして。
ゴールデンウィークになると、苗が出ますので、楽しみで
すよね。
昨日頃から、ホームセンターに並んでいるのではないでし
ょうか。
スーパーで300円もするのですか、私のところには売って
もいませんが、・・・。
とは言え、山形とか福島にも生産者さんはいらっしゃるよ
うですので、工夫の余地はあるのだろうと考えています。
今頃、植え込みされているのかもしれませんね。
初めまして!パッションフルーツの育て方、参考にさせていただきます!うちのパッションフルーツは三年前に植えましたが、過去三年はほとんど花芽が付かず、収穫もわずか一つと寂しい限りでした。葉っぱはガンガン伸びるのに、何故花芽付かないのかわからず、去年の冬は枝の刈り込みもせず、霜除だけでほぼ放置していました。ところが今年は大量に花芽が付き、人工受粉により、現在20近く結実しています。必ず収穫してやるぞと、やる気満々です(^^)
しかし、実が大きくなるにつれて心配なのは鳥害です。我が家にはブルーベリーもありますが、ネットを掛けないとあっという間に実がなくなってしまします。シークワサーの実も熟してくると鳥にやられます。パッションフルーツにも、ネットを掛けるべきですか?
tenten様
はじめまして。
もう結実しているのですか?暖かい地域に住んでおられ
るのですね。
私のところでは、今月下旬にようやく開花するくらいです。
こちらにも、ブルーベーリーをつつく鳥はいますが、パッ
ションフルーツは大丈夫です。収穫(自然落下か触れる
程度で取れる状態)時の果実は硬いですし、追熟しない
と香りもしませんので鳥も寄り付かないのでしょう。
ですから、パッションフルーツは、袋掛けの必要ありませ
ん。ただ、こちらにいない種類の鳥がいるならば、その鳥
がどう振る舞うかはわかりませんので、今シーズンは用
心した方が良いのかもしれません。
おそらく、tenten様のところでも必要ないと思います。
アドバイスありがとうございます。私は宮崎県に住んでいます。暖かいところなので4月の中旬には花が咲き始めました。まだまだ花芽が沢山付いているので、頑張って結実させたいと思います!受粉の仕方や結実する花としない花の見分け方など、とても参考になります(^^)