肥料に関する覚え書き

この記事は、私のための覚書です。

ただ、どなたかのお役に立てるかもとも思い、公開してみました。

パッションフルーツは肥料食いと言われています。そのことから、少しは肥料について調べておこうと思ったのです。 肥料には、窒素、燐酸、加里という成分があり、それらの配合比により選ぶと良いようです。

私は、鉢に新な植物を植える場合には、まずは元肥として、化成肥料を根から遠いところに入れていました。しかし、使うのは小屋に眠っていた化成肥料で、成分など気にしていませんでした。そして、その後は『ハイポネックス原液』を1,000倍に希釈して、週に1回与えるというような感じです。

肥料を使い分けるには、次のことが重要なようです。それは、 『窒素は葉肥、燐酸は花や実肥、加里は根肥』ということです。つまり、窒素は葉を茂らせる成分。燐酸は花や実を付けさせる成分。加里は根を延ばす成分ということです。

今年のパッションフルーツのプランターには、元肥として、たまたまホームセンターで見つけた『マグァンプK』という化成肥料を施しました。緩効性という一点で選んだものであり、特に成分を気にして買った訳ではありません。先程、成分をネットで調べてみると、窒素:燐酸:加里=6:40:6と燐酸に特化したものであることがわかりました。根の出す酸に反応し、必要分だけ根に吸収されますので、やりすぎによる肥料焼けの心配がありません。根に触れていても問題ありませんので、培養土に混ぜて施肥します。

それから、週に一度与えるハイポネックス原液は、窒素:燐酸:加里=6:10:5です。こちらはバランス良く成分が配合されているようです。パッションフルーツでは、窒素を与えすぎると葉ばかりが青々して花が咲かないなどということがあるようですが、やはり燐酸が多めですので、ハイポネックスだけでも、そのような心配は無いのかもしれません。パイポネックスを与えると、蔓の伸びを見ただけでもてきめんに効いているように見えるのですが、窒素よりも燐酸の配合が多いのですから、花芽を付けさせる効果もそれ以上に期待できるのではないでしょうか。そういった点で、パッションフルーツの追肥用としては良いのかもしれません。

【2015.06.25追記】現在、一株に10~20個の果実を付けた状態において、結実しない未成熟花の開花率が高くなっております。それは従来の施肥(元肥にマグァンプK、追肥にハイポネックス原液の1,000倍希釈液)では肥料不足となる時期がある可能性を示しています。
そこで現在バッドグアノという実を付ける成分リン酸に特化した肥料を試しています。詳しくは、肥料不足?をご参照ください。
バッドグアノの効果の有無は別途本投稿に追記いたします。

【2015.0713追記】現時点、バッドグアノに使用により、未成熟花の出現は防止されていません。従いまして、この現象は、肥料切れに起因するというよりは、温湿度環境や日照時間などの肥料では補えない部分の影響を受けているように思われます。
バッドグアノは、甘い果実を実らせるのに効果があるようですので、そのあたりを収穫期以降に判断したいと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください