最高気温が20℃程度の肌寒く感じる日があると思えば、30℃を超えるような真夏を思わせる日もあるようなこの頃です。
しかし、季節は明らかに夏に向かっているようで、今後暫くは、真夏日が多くなるようです。
さて、パッションフルーツ栽培の大きな節目には、果実の結実ということがあるでしょう。
人工授粉した翌朝やそのまた翌朝などは、その成否がとても気になるものです。
実を結んでいることが確認できれば、ひとまずは嬉しいのですが、その後膨らまなかったり、中途で膨らむのやめてしまう果実もあるのです。
ショックですよね。開花期初期の開花数が少ない時期であるならば、尚更です。
我が家でも、大きくならない果実が出現しています。
その一つ目は、
花の異常
によるものでしょう。これが該当する花です。パッションフルーツ栽培4年の経験の中で初めて見るじょうたいです。この花は、梅雨寒の日に咲きましたので、気温か湿度のせいだと考えていたのですが、真夏日で良く晴れた日の今日、同様に雄しべが放射状に開かず、黄色い花粉面が下を向くこともない花が開花したのです。
この6/13開花の花の子房は一応緑色をしており、授粉自体は成功しているようですが、その後5日も経過しているにも関わらず、ほとんど大きくなっていません。おそらくこのまま落ちるのではないでしょうか。
この花の花粉は怪しいと考えましたので、正常な外観をした花のものを使用しています。雌しべも一応授粉成功していますので、正常だったと推定できます。
ということは・・・子房?
というふうになってしまいます。私の中では、新な異常花です。
ナメクジによる食害
こやつの新な悪事発見といったところです。表面に凸凹があり、全体的に黄色みを帯びた色になっています。雨のしとしと降る日に、この果実にナメクジが這っているのを目撃していますし、(画像にはうまく映りこんでいませんが、)這った痕もありますので、これは間違いなく、ナメクジの仕業です。これは肥大過程の果実ですので、緑色が正常なのですが、その色からして、多くの表面部分を齧られつくされた状態だとわかります。仮に、この黄色への変色が、人間の火傷に相当するならば、残念ながらこの果実が収穫に至ることはないでしょう。心なしか、果実が軽いようにも思えます。
この果実は、地上1m50cmくらいのところにあるのです。そこまで登って執念深く食おうとするナメクジってとんでもない奴ですよね。手は打っているのですが、それでも根絶やしにはできませんし、太陽光が奴らを遠ざけてくれることを願うのみですね。
だからこそ収穫はうれしいのかも
多くの花芽が付き、やがてそれが蕾になり、開花、結実、収穫というサイクルの中で、徐々に淘汰を受ける。これが現実なのかもしれませんね。趣味の世界であるいじょう、これはある意味避けられないことであり、その変わりに収穫の喜びが大きくなるのかもしれません。