ここのところ毎日、秋の花が咲いています。
今日は、黄果皮ジャンボの花が二つと、
エドゥリス黄実の花が一つ咲きました。
赤紫果皮ジャンボが咲きませんでしたので、赤紫果皮ジャンボの保存花粉を黄果皮ジャンボに授粉しました。
エドゥリス紫もたくさんの蕾を付けていますが、まだ小さいものが多く、今日はお休みのようでしたので、こちらも保存花粉をエドゥリス黄実に授粉しました。
保存花粉はどちらも昨日採取ですので、おそらく結実すると思いますが、できるならば当日の『ほんわかほくほく』した花粉を使うのが理想でしょうね。
我が家の棚には、3種の大実系のパッションフルーツが這っていますが、最近蔓が入り乱れ、どの品種の花なのかを見極めながら授粉するのが一苦労です。
最近になって気付いたのは、エドゥリス黄実の花は、雌しべがずんぐり短く頭の部分が大きいことです。実になる部分の子房も開花時は他種よりも大きいです。ジャンボ系は雌しべの作りがスマートに見えますし、子房が小さいです。
更に、ジャンボ系では赤紫と黄色を見分けなくてはなりません。ガクの裏と雌しべの頭の縁に紫が入っていれば赤紫なのです。
しかし、これらの特徴を知っていたとしても、夜間のライトの光程度では判別困難で苦労しているのが実態です。授粉の際に花の品種を間違っているのか、時間的に生殖能力が失われているのはは不明ですが、昼間家にいた日以外は、やはり結実率は低いです。単に咲いたことに気づいていない場合も多々あります。
というように、結実にもっていくのにかなり苦労していますが、9月7日に授粉し、この秋一番に結実した赤紫果皮ジャンボの果実(右)が膨らんできています。
しかし、我が家でこの夏結実した赤紫果皮ジャンボの中で最も大きなもの(長さ約10cm、重さ185g)と比べると、明らかに大きくなりきっていないようです。
授粉後13日といえば夏ならば最終的なサイズに達している頃だと思いますので、やはり、秋の果実はふくらみかたがゆっくりなようです。
なんとかこの果実を熟させることができなものかと考えているのですが、どうなるでしょうかね。