パッションフルーツの摘芯

きょうは、パッションフルーツの摘芯についてお話ししたいと思います。

ただし、我流かつ正しくないい内容があるかもしれないことをご了承くださいね。

摘芯のタイミング

話題の対象として、リビング前のグリーンカーテンを使いたいと思います。2015グリーンカーテン定植定植時には、ここ2シーズンの下部の葉密度が低かったという反省を考慮し、徹底した横誘引をおこないました。横誘引から上に向かう新芽を延ばす方針です。ちなみに、使用株は向かって右のものが2年生の大株、他は昨年夏に挿し木した苗です。20150602グリーンカーテンこちらが現在のグリーンカーテンの様子です。定植後に1m以上伸びた蔓も数本あり、元気に育っています。ただ、右隅と中央部がちょっと薄いです。右隅は蔓の再誘引で、中央部は摘芯により新芽を誘発させてカバーしていこうと考えています。
左半分にある数本や、中央に見える長い蔓は、遠巻きに見ても摘芯すべき状態に見えます。すでに、10個も蕾を付けている蔓もありますが、一本の蔓にあまりに多くの果実を付けさせることは得策ではありません。
時期的には、梅雨になるとパッションフルーツは良く育ちますので、梅雨の始まる少し前に摘芯しておくのは適切かも?と考えています。なおかつ、暫くは30℃を超えるようなことも少なくなるでしょうから、摘芯により誘発させた新芽に発生した花芽が高温でやられるリスクも少ないのではないでしょうか。

摘芯のジレンマ

しかし、多くの方は今の時期の摘芯に抵抗を感じるのではないでしょうか。じつは私もそんな一人です。
摘芯とは、蔓の先端部を切り取る作業なのですが、特に今の時期の蔓の先端には必ず小さな花芽が付いています。つまり将来果実となる花芽を摘んでしまうのですから、抵抗を感じずにはいられないのです。

摘芯の効果

摘芯には大きな効果があるのが実際のようです。私は今日、9本の蔓に対して摘芯をおこないましたが、過去の摘芯の成果を確認し、ある意味摘芯をする勇気を持ったが故の行動なのです。20150602過去の摘芯箇所過去の摘芯箇所を探してみると、葉をかき分けないとわからないような状況で、その傷あとは表面上はまったく見えません。摘芯の効果20150518こちらが同じ個所の摘芯後少したった画像ですが、ざっと見て4本の新芽が萌芽しています。20150602摘芯の効果そしてこちらが、同部位付近の現在の様子です。たった1箇所の摘芯が大きく関与していることは明らかですね。

心情的にかわいそうということはあります

できれば切りたくないですよね。だって、摘芯すると切り口から水が出る若い蔓の先端を切ると傷口から水が出るんです。考え過ぎなのでしょうか?パッションフルーツが泣いているようでもあり、血を流しているようにさえ思えてしまうのです。
植物愛好家という人は、大なり小なり心の声や実際の声を植物にかけると言いますが、私も知らず知らずに心の声をかけてしまうほうですので、時にパッションフルーツを擬人化して捉えてしまうのです。
摘芯とは、枝葉を繁らせる非常に有効な手法であることに間違いはないのですが。


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