パッションフルーツ水耕栽培(約22日経過)

今年の新な取組であるパッションフルーツの水耕栽培の様子をお伝えします。

二日前に類似の投稿をさせていただいておりますが、私の備忘録としてもこまめに記録を残したいと考えています。

ここまでのおさらいの詳細は、パッションフルーツ水耕栽培(約20日経過)にございますが、総じて言えば、土耕栽培の株に比べて成長が遅れており、枯れてしまうの?というような気配さえありました。
しかし、そこに一筋の光明が、・・・明らかに水耕栽培装置に定植後に伸びた白くて太い根を発見することができました。
というのが前回までの概要です。

まず、今日の株の様子を観察すると、水耕栽培定植約22後相変わらず黄色い葉が目立ち、冬越し中の土耕栽培のときからあった新芽は停滞しています。
横誘引した蔓のようすが、まさに天気予報の停滞前線に見えてくるほどです。

ただ、根をみると二日前とは違うのです。20150505水耕栽培根1二日前の画像では、あえて矢印で指し示さないと、水耕栽培装置に定植したあとで出てきた白くて太い根は判りにくかったのですが、水耕栽培22日後の根現在では特に指示さなくてもその存在がわかりますので、二日間で明らかに根が増えています。
水耕栽培だけに、まさに水面下では一歩一歩準備が進められているといったところでしょうか。

話題からそれるかもしれませんが、ここでふとある疑問が。それは定植当初からあった土耕栽培時の(うす茶色で細い)根のことなんです。
定植当初は、これだけ根があればすぐに培養液を吸い上げて元気に育つであろうと考えていたのですが、ここまでの株のようすを見るに、株が枯れないことには貢献した可能性は残るにせよ、水耕栽培装置に定植後の明確な成長には貢献していません。根自体も伸びるでもなく、朽ちるでもなく、定植時のままなのです。つまり、「土耕で育った根は水耕栽培には適さないのか?」という疑問が沸いてきたのです。
可能性としては、肥料濃度の隔たりにより、水耕栽培定植時に肥料焼けのような状況をつくりだしていたかもしれません。私は、肥料焼けを人の脱水症状や低血圧症に似た現象と捉えています。人の場合では血中塩分の不足により、血管への浸透圧が失われ、血中に水分を取り込めなくなる状態です。肥料焼けとは、人の血管を根へと置き換えて考えた浸透圧の問題なのです。水耕栽培初期には、薄い肥料濃度の処方を施すのですが、それでも肥料濃度が濃く、根が機能しなかったことは有り得ます。しかし、水耕栽培の肥料濃度はわかっているものの、冬越し中のポットの培養土のそれは記録がないために、そこを確認できるのは残念ながら来年になってしまいます。冬越し中にも1,000倍希釈のハイポネックスを少量与えてはいましたが、なにしろ半休眠状態の時期ですので、肥料濃度はかなり薄かったと思われます。
今言えることは、水耕栽培用の苗は極力同じ環境、つまり水耕栽培で育成した方が良さそう。ということになります。

ただし、白くて太い根が発根したことが水耕栽培の成功ということではなく、多くの収穫に至るには、まだまだハードルが控えている可能性が高いと感じていますので、今後も変化を漏らさずに記録していきたいと思っています。


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