7月に挿し木した苗の冬越しの様子

まだ季節は冬とは言えませんが、株を家に入れている時点で、2014-15シーズンの冬越しに入ったと言って良いと思います。

冬越しには、グリーンカーテンや行燈仕立てで使った大きな株を切り詰めて鉢あげしておこなうケースと、この株のように小さかった挿し木苗のケースがあります。その前者は、パッションフルーツの冬越しで紹介していますので、そちらをご覧いただくとして、今回は、挿し木苗の様子をお届けしたいと思います。
挿し木苗の冬越しは、家に入れる時期に、株自体が小さく、蔓も主幹のみのすので、剪定不要というお手軽さがあります。

さて、我が家では6本の挿し木苗が冬越し中です。
それらの株は、次のような推移で秋口までに育ってきました。
パッションフルーツの挿し木に再々チャレンジ
パッションフルーツの挿し木の成長を追う(2014.08.01)
パッションフルーツの挿し木の成長を追う(2014.08.11)
パッションフルーツの挿し木の成長を追う(2014.08.19)
パッションフルーツの挿し木の成長を追う(2014.08.23)
パッションフルーツの挿し木の成長を追う(2014.09.06)
更に、10月初旬までは外で育てましたので、更に大きくなっていますし、家に入れてからも伸びています。

現在の様子は、7月挿し木の様子20141108大きなものは、家に入れたあとで、90cmの竹ひごで造った支柱では足りなくなってしまいました。蔓長は、1.5mくらいでしょう。小さな苗でも、4本の支柱の外側を巻くように誘引していることを考えると、蔓長は1mあるかもしれません。
大きな方は、これ以上伸びると家の中では手に余ってきますので、先端を摘芯しましたが、先端部に10cmくらいの新芽が見えます。写真ではわかりませんが、その下にも何本か新芽が萌芽しています。

冬越しの目的は、育成というよりは、元気に冬を越させることだと思いますが、現実には、晴れた日には暖かい室内では蔓が結構伸びます。そこで、育ちすぎて手に余ったら摘芯や剪定をおこなうことになります。摘芯や剪定は、新芽の萌芽しろを考慮し、蔓を40~50cm程度残すような位置でおこないますが、冬越し中に限っては、蔓が伸びすぎて邪魔にならない限り、摘芯や剪定に神経質になる必要はありません。
他の記事でも書いたことがありますが、重要なのは、3月下旬や4月初旬に萌芽した新芽を生かすことです。その新芽が育った若い蔓には、多くの花が咲くのです。その頃になると、自然に新芽が萌芽する場合が多いと思いますが、3月中旬とか、下旬の頃に摘芯や剪定を積極的におこない、新芽の萌芽を促すことも有効だと思います。


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