棚のパッションフルーツの定植を決行

常識的には、冬の間を家の中で過ごした株を外に定植したり、外で管理をするにはまだ一月早すぎます。

しかし一部の株をそろそろ外に出すべきだと判断しました。

理由は二つあります。どちらもリビングの狭い場所に11本もの株を密集させて置いていたことに関係あるのですが、

その一つ目は、家の中の伸びた蔓20150402棚用に伸ばしていた蔓が繁茂して、天井に届く勢いで収拾がつかない状態になっていることです。棚の場合には、高い位置に蔓が這いますので、全体の樹勢が非常に高くなります。それにより、定植後に盛んな新芽の萌芽が望めますので、冬越し中にそれほど剪定に気を使う必要もないのです。それよりも、棚のネットに届く長さの蔓に成長させることの方が大切と考えております。長い蔓が邪魔だからといって、適切な気候になる時期までに新な新芽が十分な長さに伸びてくれるものか?と考えると、剪定も躊躇してしまうのです。

もう一つの理由は、

リビングで、コナカイガラムシが大増殖する気配だったことです。コナカイガラムシの付いた状態室内ですので、噴霧式の殺虫剤も使えませんし、殺虫成分を根から吸い上げさせるタイプの薬剤を使ったところで、コナカイガラムシの死骸がリビングに降るのに変わりありません。
そもそも、居住空間で殺虫成分のある薬剤を使うのはあまり気が進みません。

ということがありまして、棚用の株とコナカイガラムシの被害が目立つ株を外に出したのです。棚にパッションフルーツを定植棚用の株は、国華園さんの40深型の透水ポットに定植しました。この透水ポットは土容量60ℓオーバーですので、一年の栽培に限れば、株は地植えと大差ない成長を見せてくれるかもしれません。赤紫果皮ジャンボと、黄果皮ジャンボの株は、昨年の8月末頃に苗を購入したものですが、7号鉢で育てた結果蔓長2m50cmほどになっており、2m+αの高さのネットに届いています。
コナカイガラムシの被害のひどい株は、寒気に晒してコナカイガラムシを退治する意図で外に出しています。昨日から出していましたが、今日の確認では、最低気温8℃の一夜で一部は死んでいるようでした。
とはいえ、棚用の株にせよ、害虫退治中の株にせよ、今の時期に外気に晒すのは普通ではありません。しかしそれを決断させたのは、棚の屋根の存在なのです。春に外でパッションフルーツを管理する際に怖いのは、遅霜なのです。それさえ凌ぐことができる屋根の下であれば、今の時期に枯れてしまうほどに冷え込むことはまずないでしょう。

ただ、この頃はとても暖かい日が続いているからよいのですが、201504第二週予報来週の水曜日以降には、この時期としては最強クラスの寒の戻りがあるとの予報が出ています。この予報は、私が住む街よりも少し寒い街のものですが、もし、このとおりになれば心配ですね。コナカイガラムシの方はまちがいなく全滅すると思いますが。


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