パッションフルーツの挿し木に花芽を発見

挿し木苗の場合は、春に苗を購入して植えるとその年に花を咲かせるのですが、自前で挿し木した場合には、挿し木してからどれくらいの期間で開花に至るのか興味が持たれるところです。

どれくらいで開花するのかを調べるには、単純に開花を待てば良いのですが、なにせ私はせっかちな性格ですので、現状の中で開花時期を推定したくなるのです。数日前から花芽が発生しそうな雰囲気があると思っていましたので、花芽の発生を確認することにより開花時期の目安にしようと考えていました。そこで、挿し木苗の成長を見守る中で、常に蔓の先端に注意を払っていました。

まず、7月19日に挿し木してから約50日が経過した現在の挿し木苗たちの状態ですが、20140908挿し木の状態このような状態で、蔓の長さが30~40cmのものもあります。挿し木時の挿し木用土の入った10cmビニールポットから、パッションフルーツの培養土の入った15cmビニールポットに植え替えてあります。パッションフルーツの培養土は、保湿性、排水性、保肥性に優れ、更にコラーゲン肥料を含んだ肥沃な用土で、パッションフルーツのためにブレンドされたものです。私は入手できる限りこれを使っています。
15cmポットに植え替えてからの栽培レシピを纏めますと、
元肥としてマグァンプKを施しています。マグァンプKは、窒素:燐酸:カリ=6:40:6と花や実を付けさせる燐酸に特化していますが、蔓葉や根を延ばす成分も含んでいます。尚且つ、根からの酸などに反応しておだやかに溶け込むことにより、植物が過剰に肥料分を摂取することにより起きる肥料焼けの心配がありません。効果は約1年間ということです。
追肥としては、ハイポネックス原液を1000倍に水で薄めたものを週に一度与えています。与え方は、ビニールポットの下から流れ出すまでにしています。ハイポネックス原液は、窒素:燐酸:カリ=6:10:5とバランスの良く、液肥ならではの抜群の即効性を発揮します。
その他としては、週に一度活力液のハイポネックスリキダスを1000倍に薄めて与えています。ハイポネックスリキダスには、植物の養分吸収力を強める効果、ビタミンやミネラルなどの供給、土中微生物の活性化効果があります。与え方はハイポネックスと同様です。尚、ハイポネックスリキダスは肥料ではありませんので、肥料焼けの心配はありません。

以上のような環境と、肥料レシピで育ててきました挿し木苗たちですが、今朝程、花芽を発見しました。20140908挿し木の花芽発見挿し木してから約50日(蔓の長さ30~40cm)で花芽が出るのですね。また、パッションフルーツの花芽から収穫までの内容からすると、今後約26日で開花ということになります。春と違って、季節は寒くなる方向ですので、少々遅れるかもしれませんが、10月には開花することになりそうです。

そこで、閃いたのですが、冬の間の新なパッションフルーツ栽培の楽しみ方があるかもしれないのです。

10月末には、これらの挿し木苗たちは家に入れる予定なのですが、基本的に挿し木苗たちは盛んに開花する能力を持っている状態なので、条件を整えてやりつつ、冬越し期間に室内で開花結実を楽しめるのではないか?と。

蕾や実が育つには、多くの時間帯で20℃以上の室温が必要です。なおかつ、花芽を付ける条件として日照時間が12時間以上でなければなりません。温度については、昨年からこの春までの冬越しの実績から、同じ場所でおこなえば満足できます。しかし、日照時間はどうにもなりません。そこで、植物栽培用LEDライトにより人工的に日照時間を確保しようと思います。

単に冬に耐えて乗り越えるという状態ではなく、冬の間にパッションフルーツの株がいきいき育ち、開花・結実・収穫を繰り返すことにチャレンジしていきたいと思っています。それが普通の一般家庭で容易に実現することがわかれば、それは価値ある情報として皆様にご提供できるものになるのではなかろうか、と考えております。

【2014.12.26追記】LEDライトを準備しましたが、家の中での新な花芽の発生、開花は起きませんでした。温度条件、ライトの条件などとこかが整っていないようですので、今後の課題です。
また、外から室内に持ち込んでいた大きくなり切っていない実は全て落ちてしまいました。大きくなっていたものは色付き落下しましたが、夏のものとは味がまったく異なり、薄味でした。


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