パッションフルーツの挿し木の成長を追う(2014.08.01)

7月19日に10本の挿し木をおこない、数えて14日目となりました。

挿し穂は全て元気です。7月29日の確認によると、5本中4本で発根が確認されています。今後、10本の挿し穂の成長ぶりの変化をつぶさに捉え、お伝えしていきたいと思います。

7月29日の発根確認で、最も顕著に発根が見られたのは、挿し木発根この挿し穂です。これは、その日のうちに鉢あげしました。挿し穂鉢あげ鉢は7号、用土は我が家の定着した全てのパッションフルーツに使っているパッションフルーツの培養土です。この培養土は、経験上、保水性・排水性・保肥性に優れています。肥料は、根から出る酸や土中微生物に反応し(つまり必要な時に)作用するため、肥料焼けの心配のないマグァンプKを与えました。マグァンプKは、長期間作用し、6-40-6と燐酸に特化していますので、根や蔓葉が十分に育ったときに、多くの花芽を付けさせてくれます。同時に、6-10-5と蔓葉、開花、根張りにバランスよく、即効性抜群なハイポネックス原液を与えました。
現在は、10時頃までは直射日光の当たる場所で管理しています。ただし、まだ7月29日からの4日の中での変化は見られません。環境が激変したことに対応中(恐らく根を張り巡らしているのでしょう)という時期なのかもしれません。

それ以外の9本の様子です。20140801挿し木の状態こちらは、5本発根確認作業をした中で、発根が始まったばかりと思われた3本と、発根していなかった1本が含まれています。このままの状態で、十分に根を張り巡らせるまで育てるつもりです。14日目でこのように元気ですので、時期的に考えて既に全部発根しているでしょう。そろそろ肥料を与えようと思っています。この場所は、今の時期ですと、日の出から9時くらいまでは直射日光が挿しこむために、それを避けるように玄関に退避させたりしていたのですが、7月30日からは一日中この場所に固定し、あえて朝のうちの陽に当てるようにしています。あまりに直射日光から遠ざけると、後で”葉焼け”の原因にもなりかねないと思ったのです。
こちらには、興味をひく変化を伺うことができる挿し穂が存在します。変かがわかりやすい挿し穂この挿し穂は、大きめな新芽が出ている状態で挿し木したのもですが、その後新芽は蔓と言って良い状態に育っています。
ただ、私が興味をひかれるポイントはそこではありません。そのポイントとは、これです。同じ節から新芽発生このように(部)、同じ節から再び新芽が発生しているのです。通常の栽培では、このようなことを見かけたことはありません。そこに神秘を感じたのです。そして、一つ前の写真をよく見て頂けると判るのですが、同じ節から先に育った若蔓は先端の方から徐々に葉が黄色くなってきており、明らかに停滞しています。このことから、新な新芽が有望蔓へと成長していくことが予想されます。

今後、何かありましたら、
『パッションフルーツの挿し木の成長を追う(yyyy.mm.dd)』のタイトルで記事を公開していきたいと思います。


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