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水耕栽培の準備(その1)

2015年も始まりました。

今年、私が力点を置くのは、パッションフルーツの水耕栽培であることは、元旦の挨拶の中で述べさていただきました。

水耕栽培では、株の巨大化や収穫増をねらうことができます。また、アミノ酸を添加することにより、実の甘さのコントロールなどの可能性も秘めています。

もっとも、これら全てを今年実現できるとは毛頭考えておりませんが、個人の趣味として楽しむ中で、少しでも有益な結果に繋がればいい!!と考えています。

昨年中には、水耕栽培装置『せせらぎ1号』を作成し、肥料の調査とともに培養液作成レシピを決定しました。

そして、今年に入りまして、希釈用濃縮原液(以下、濃縮液)作成・保管ボトル類、および、濃縮液を希釈し培養液を作成する際に使用する注射器、スポイト、カップなど、補助的な部材を揃えました。水耕栽培部材
ボトル容量は、培養液作成レシピの濃縮液作成容量に基づくもので、大きい物が2ℓ、小さいものが1ℓです。
濃縮液を希釈するときに使用するスポイトは、5mlまでの計量が可能で、一度の投入量が少ない5号、9号濃縮液の投入時に使用します。注射器は24mlまでの計量が可能で、アミノ1号、2号の濃縮液投入に使用します。
注射器は、長さが短いために、ボトルの底まで届きませんので、注射器を使う場合には、臨機応変にカップを使用します。
ここで大切なことは、スポイト、注射器、カップを濃縮液間で混用してはいけないということです。
例えば、アミノ1号の濃縮液をアミノ1号用の注射器で取り出したとしましょう。その直後、同じ注射器に2号の濃縮液を吸引するとどうなると思われますか?・・・
固まってしまうのですよ。他の組み合わせでどんな問題があるのかは知りませんが、いずれにせよ、各ボトルに不純物が含まれていく結果になります。これでは、徐々に定量的なコントロールはおぼつかなくなり、レシピの意味がなくなっていきます。ということで、全てに「これは○○用ですよ~♪」というように書いてあります。

「ちょっと神経質じゃないですか?」と言われそうですが、まぁ、それくらいの気合で臨むとお考えいただければ。と思います。

調査に調査を重ねた水耕栽培のパッションフルーツが、どの程度に育つのかは今は不明ですが、巨大株に成長するかも?と考えると、また一つ心配事が浮上。培地蓋の二分化
これは「せせらぎ1号」の培地の蓋ですが、もともとこの蓋は写真のように分割されておらず、直径約20mmの穴が開いていただけでした。一般に水耕栽培では成長がより旺盛になりますので、20mmでは心配です。そこで、このように二分割してみました。

今日は、水耕栽培の準備のようすをお伝えしました。

アルミシートカバーを作りましたに続く