雨対策

きょうは、しとしとと小雨が降る梅雨らしい日でした。

梅雨はパッションフルーツにとって成長期でもあり、開花期でもあるのです。

しかし、雨が受粉の大敵であることをご存じのかたも多いでしょう。

我が家ではここのところ毎日のように2~3個くらいの花が開花しています。梅雨が深まるにつれその数は更に増えていくでしょう。その花が梅雨の雨ですべて花粉を流され、受粉にいたらなかったとしたら、果実の収穫は激減するに違いありません。

最近の私は、17:30頃帰宅することが多く、夕刻に授粉することがしばしばなのですが、そのおかげで夕刻の授粉でも結実することがわかりました。(サンプルは2個と少ないですが19:00くらいでも2個とも結実しました)
しかし、その夕刻まで咲いた花を放置することになりますので、花が雨に晒されるリスクは大きくなります。開花前後の時間帯に在宅しているならば、穴なしポットを被せるなどといった方法で簡易的に雨対策してもよいと思いますが、長時間留守にしている場合にはしっかりした雨対策をとっておきたいのです。

我が家のリビング前のグリーンカーテンは、横幅が約2.6mあるのですが、グリーンカーテン雨よけひさしその横幅を満たす幅の雨除けひさしを作成&設置しました。当初は、1.8m幅のひさし一基を作成し移動式として使うつもりでしたが、同時に両サイドで開花しないとも限らないのと、ひさし自体が移動式とするには大きすぎるために、1.2m幅のひさしを増設して最上部に横並びにして固定化することにしたのです。梅雨明け前後までの開花シーズンの終わりまでは、このまま固定で設置の予定です。
ひさしは、ø8の園芸支柱で構成していますのでかなり軽いのですが、一か所を持って持ち上げるようなことをするとけっこうたわむのです。ですから設置にはちょっと苦労しますね。ただ、上部と下部を太い支柱に固定すると全体の剛性感が出てカッチッとします。上下の固定には雄と雌のテープを背中合わせに張り合わせたマジックテープを使っています。

出窓前の90cm幅のグリーンカーテンにも雨除けを付けました。出窓前グリーンカーテンこちらは、左半分くらいは屋根にかかっていますので、屋根の無い部分だけの雨よけです。小さいですから、蔓の伸びに応じて移動可能な構造にしました。ビニールシートを除くと百均で買ってきたもので造ってあります。

きょうも4個開花しました。20150612開花17:30頃帰宅し、授粉。エドゥリス黄実の開花に備えて、余った雄しべを採取しました。

梅雨の雨除け、いい仕事しています。


「雨対策」への4件のフィードバック

  1. ご無沙汰しています。このシーズンは嬉しい事に花が毎日咲くようになりました。今日は最高数で13個も咲きました。
    やはり雨の日は受粉が今一なのか3個落花しました。現在40個が実ついています。今年はやっと念願の花を待ち受け画面にできそうです。
    もう少ししたら実にネットをかけた方が良いでしょうか?

    1. こんにちは

      冬の間に準備された成果ですね。
      気候的にも花芽が大量にやられるような高温の日が少なく、豊作年ではないでしょうか。

      パッションフルーツの果実じたいは収穫時点で外側が硬いですから、落下で傷つくことはまずありませんが、地面が硬い場合には、落下のショックで実の内部で果肉がはがれて偏ることはあるようです。
      傾斜地の場合もどこかに転がってしまいますので、ネットがあったほうが良い場合もあると思います。
      ただ、現実には、よほどの高さからコンクリートにでも落下しない限り、果肉の偏りはそうそう起きませし、敷地外に果実が転がってしまうような傾斜地でないかぎり、ネットは不要だと思います。
      我が家のグリーンカーテンは、下がコンクリートですし、傾斜もありますが、ネットをつけたことはありません。

      1. コメントありがとうございます。だいぶ実も大きく成り毎日楽しみに見ています。家族も今年は大騒ぎです。ただ、数が私が1日で食べ切ってしまいそうです(笑)
        やはり今年も島から送ってもらうようになりそうです。
        インセンスも大きなつぼみが目立ちました。ただ自家受粉か他家受粉かわかりませんが、ネットで調べると大きな実がなることがわかりましたので今咲いている花の花粉を付けてみます。また結果はお知らせします。
        いつもお世話になりありがとうございます。

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