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水耕栽培装置『せせらぎ1号』の栽培槽をウエット&ドライに改造してみた

今年の私は、パッションフルーツの水耕栽培に一番強い想いを寄せているのですが、ここまでの状況はさんたんたるものです。

これを見れば、水耕栽培20150605『いい線いってるじゃん!』ということにもなるかもしれませんが、せせらぎ1号の右を良く見てください。
水耕栽培のあまりの不調さに、土耕の鉢を設置し、同じネットに誘引したのです。せっかく設置したネットがもったいなく感じたのと、水耕栽培へのあきらめにちかい境地がそうさせたのです。
たねを明かせば、こんな状態です。水耕栽培の蔓葉20150605赤線から下が水耕栽培の株の蔓葉です。地を這うような横誘引の主幹から、いくつか新芽が発生し、葉も育っているのですが、蔓の伸びが異常に遅く、葉が密集した状態で、いまだに蔓の先端は地上付近なのです。

培養液のPHや肥料濃度に問題はなく、打つ手なしの状態だったのですが、もしかして培養液中の酸素不足?と思いたったのです。培養液中含有酸素量の測定手段をもっていませんので、ヤマ勘といえばそのとおりですが、何か行動することにより打開できる可能性が生まれます。

培養液に酸素を供給するには、ポンプを追加してエアレーションするのも一つの方法でしょう。
しかし、私が選んだのは、栽培槽のウエット&ドライという方法です。ウェット&ドライとは、従来アクアリウムの水質浄化槽でよく用いられるものです。水質浄化では、濾過バクテリア(好気性バクテリア)が重大な働きをするのですが、濾過バクテリアを増殖させるためには多くの酸素が必要なのです。そこで、水質浄化槽内で水の満ち引きを周期的におこし、引いたときに濾過バクテリアを空気に晒して酸素を与えるのです。そして、満ちたときに増殖した濾過バクテリアが働き、生物濾過がおこなわれます。
水耕栽培の根も濾過バクテリアのように酸素を必要とします。そこで、栽培槽でのウエット&ドライの実現が有効ではないかと考えたのです。

ウエット&ドライの原理はこうです。ウエット&ドライ原理ポンプでくみあげた水が、ケース上部に達する(=ウェット状態)と、ケースと排水管の間にサイフォン現象が発生します。サイフォン現象は、ケース下部の隙間から空気が入る(=ドライ状態)まで継続しますので、水を浅い位置まで排出可能です。サイフォン現象が終了すると、ポンプでくみ上げられた水が再びたまり、所定の水嵩になると、再びサイフォン現象がはじまります。

ウェット&ドライを実現するために作るものは非常に簡単です。ウエット&ドライケース主なものはこれだけです。PVC50の塩ビキャップに高さ20mmの足を4本付けたのと、スカート状に水道管補修用テープを貼っただけです。
ただ、むずかしいのは、あれこれ試行した結果を反映しないとサイフォンのON、OFFを無限に繰り返す設定にたどりつかないことです。この場合には、20mmという足の高さがキーでした。もう一つ大切なのは給水と排水の能力のバランスを取ることです。私の場合には、排水能力が勝る造りにしていましたので、排水管の口径(内寸)を小さくしました。

ケースの設置は簡単です。ウェット&ドライ設置1ウェット&ドライ設置2排水管に被せるように置くだけです。

動作しているところです。よろしければどうぞ。

 

これがパッションフルーツの水耕栽培の決め手になってくれたら良いのですが、そんなに甘くないかもしれませんね。


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