パッションフルーツ水耕栽培(約29日経過)

私がパッションフルーツの水耕栽培に注目しているのは、株の巨大化や、多収穫の可能性を見極めたいためだったのですが、パッションフルーツの水耕栽培の経過を追うにつけ、マンションベランダやビルの屋上などでの非土耕栽培により、新なフィールドで多くの皆様に素晴らしいパッションフルーツをお楽しみいただけるのではないかという考えが浮かぶようになってきています。

ただ、その前に私の手元の栽培実験が成功しないことには話になりません。そういった理由で、我が家の庭先の水耕栽培装置『せせらぎ1号』の周囲が気になるのです。

さて、台風6号が通過した二日後の今日は、良く晴れた暑い日になるようですが、せせらぎ1号に目をやると、せせらぎ1号20150514やはり降り注ぐ太陽に銀色に輝いています。まるで『日サロ』並で、直視が難しいようなこともあります。
せせらぎ1号は、日光による培養液の水温上昇を抑えるために、日光を跳ね返しつつ保温機能にも優れたアルミシートカバーで覆われているのです。光を遮蔽する機能は、本来土中にある根にとっても不可欠なものです。

一連の水耕栽培の投稿でお決まりとなっていますが、まず現在の根を見てみましょう。水耕栽培の根20150514太い根のなかには、栽培槽の角に達しているものもあります。なおかつ、太い根からは細い根がたくさん出てきていますので、今後根の表面積は飛躍的に大きくなることでしょう。

株全体を見ると、水耕栽培株全体20150514ぱっとした変化は見られません。というか、背後の植物に隠れてしまいそうな有様ですが、
細かく見ると、水耕栽培新芽20150514節々(=葉の出るところ)には新芽が準備されてきました。今後いかなる成長を見せてくれるかということを、期待してもよいところまでこぎつけたということでしょうか。

貯水槽残量計のおもりの位置を見ると、貯水タンク残量計20150514この29日間残量は変化していません。今のように、ある程度培養液中に根が張ったとしても、つやつやで青々とした葉が少ない状況では、培養液は殆ど消費されないことが示されているとともに、これまでの気候下では、せせらぎ1号からの水分蒸発がほぼ防がれているようです。
なおかつ、根の伸び方を見る限り、全体の循環システムにより、培養液中に適切な量の酸素が供給されており、培養液の劣化も進んでいないと思われます。ただ、栽培槽を細かく観察すると、根が増えるとともに不純物が見えるようになってきています。そろそろ、培養液の不純物を取り除くために、一部排水し交換すべきかもしれません。
それと、地上の成長ぶりを観察して、本来6月から予定していた肥料濃度を上げる培養液の処方への切り替えタイミングを逃さないようにせねばならないでしょう。


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