真夏のパッションフルーツの新芽の動きはどうなる?

明日にも梅雨が明けそうです。これからの連日の猛暑により、授粉作業は9月初旬くらいまでは一段落となるでしょう。そして、パッションフルーツの蔓は更なる爆走期を迎えます。

私は、今年のグリーンカーテンに誘引するにあたって、あるテーマを持っていましたので、爆走期に入る前に、現状の蔓葉がどのような状態かを再確認してみました。
そのテーマとは、昨年秋の最も蔓葉が茂った写真をお見せすれば明らかなのですが、『上部は非常に茂っているにも関わらず、下部がスカスカだった』ということを改善することです。9月のグリーンカーテンの様子つまり、今年は全面が極力均一なグリーンカーテンを目指したのです。

今年の現時点のグリーンカーテンの様子を見ると、
現在のグリーンカーテン均一と言えば均一と言えないこともありません。しかし、悪く言えば全面スカスカとも言えます。上部のスカスカは、これからの爆走で恐らくカバーされるでしょう。しかし下部については、樹勢が上に集中する植物の性質上、下部から新芽が沢山出るということには疑問符が付いてしまいます。

昨年の反省から、『下部は工夫しないと茂らない、上部は放っておいても茂る』というイメージを持っていましたので、パッションフルーツの誘引目的二本の株の蔓を、それぞれ青と赤の矢印のように、横縦横を基本に植え込み時に誘引し、白矢印のように若い蔓を延ばすことを目論んでいました。

現実には、殆ど下から上に向かう若い蔓は発生していません。そのことは、現在実のついている場所をお見せすればお判りいただけると思います。実の付いた場所果実は、若い蔓にしかつきませんので、この実の分布は、植え込み後に下部からの若い蔓が育っていないことを示します。
蔓が5m弱と長かったために、横縦横と誘引しましたが、3月中旬頃急激に伸びてきた蔓を使い、最下部の横のみで芯詰めするのが正解だったかもしれません。そのようにすれば、若い蔓は上に向かう以外無いのですから。(余談かもしれませんが、3月中旬頃急激に伸びてきた蔓は、自らにも実を付けながら、新芽を活発に発生させ、極めて優秀です。ですから冬越しの際には、3月中旬にターゲットを絞り、新芽が発生するように剪定するということが有効だと感じています。)

ただ、ここのところの熱さのせいでスイッチが入ったのか、ずっと見えてはいたものの動かなかった、下部から芽吹きつつある新芽最下部の蔓の新芽が動き出したようです。下部は樹勢が弱いせいか、上部から芽吹いた新芽この上部の新芽と比べると育ち方は遅れていますが、気候が熱くなって、全体の樹勢が底上げされるのであれば期待できます。

下部の新芽の成長が進むようであれば、昨年残した課題はもしや解決するかもしれません。

失敗含みの誘引の中で、パッションフルーツの勢い頼みなところが他力本願でイマイチな気がしますが、『下から若い蔓がグイッと伸びてくれたらいいな。ガンバッテおくれ!』と思っています。


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