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パッションフルーツのグリーンカーテンに気になる奴が

夏本番になると、こやつを見かけるようになりますが、アオバハゴロモ1
飛ぶ虫ですので、たまに見かけるだけであれば気にも留めません。

綺麗な薄緑色で、美しい形状の羽を持った虫ですよね。アオバハゴロモという正式名称がその美しさを物語っています。

この虫を見ると、少年の頃の夏休みを思い出すんです。夏と言えば、クワガタやカブトムシが男の子の定番なのでしょうが、私は全ての生き物に興味があったのです。ですから、庭を隈なく観察して歩くことが当たり前でした。アオバハゴロモが垣根などに沢山いましたので、そこも観察対象でした。ススっと横に逃げる動きと飛ぶ姿が面白くて、よく棒でつついたものです。私はアオバハゴロモを”ハト”という愛称で呼んでいましたが、それは歓迎すべき存在と捉えていたからです。正式名称を知ったのは、実は今日なんです。

『どこから飛んできたのかな』というのが、今日”ハト”をパッションフルーツのグリーンカーテンに発見したときの感想です。歳をとっても、そこにはやはり歓迎ムードがありました。

しかし、私の中で”ハト”に対する感情は急変していきます。

1匹目の発見は、アオバハゴロモがここにいる
少年の頃を思い出させてくれました。

しかし、ここにもここにもそして葉には吸汁の痕跡
あちこちにいます(部)。このあたりで異変に気付き、付近の葉をよくよくチェックすると、まさかの斑点状の吸汁痕(部)。現場を押さえた訳ではありませんので犯人とは決めつけられませんが、重要参考人とするには十分な状況証拠でしょう。蔓の先端付近によくいるようですので、若い葉ばかりを狙っては吸汁する悪い奴の可能性濃厚です。

当然ながら、周囲の葉も見てみますと、アオバハゴロモ吸汁痕
”やはり”と確信するしかない状況です。

そしてインターネットで『緑色 飛ぶ虫』と検索し、該当する画像のあるサイトで正式名称”アオバハゴロモ”を特定。・・・駆除のためには相手を知ることが必要だからです。
しかし、その姿や樹勢が少し減退する程度と害が少ないということで、社会的にアオバハゴロモを害虫とする認識は薄いようで、指定薬剤もありません。吸汁食性であることから、土に撒き根に吸わせることで植物全体のアブラムシを駆除するオルトランは効くだろうと推定し、先程根本に撒きました。

因みに、アオバハゴロモの幼虫は、

アオバハゴロモの幼虫
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このように、白い粉の中を動く綿のように見えます。この姿からは害虫のイメージが沸きますね。そもそも、植物に付いているからには、植物の何かをエサにしていることは間違いありません。

パッションフルーツは病害虫が付きにくいと言われています。アブラムシだけをマークしていればよい。と認識していましたが、若い蔓の樹勢を弱め、成長を遅らせかねない、思わぬ伏兵がいることがわかりました。