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ジャンボ種の花芽と授粉の準備

フラワーショップ江口さんオリジナル種の黄果皮ジャンボと赤紫果皮ジャンボが家に届いてから一週間です。

当日植え込みをおこなった際には、「これはたぶん花芽だ!」というように、蔓からちょこんと何かが噴出しているというような状態でした。

赤紫果皮ジャンボの方は、数日前から明らかに花芽とわかるようになりました。20140901赤紫果皮花芽大小二つ花芽が見えます。茶がかった色で葉脈が浮いたような様は、我が家の紫100や(たぶん)ルビースターとは一線を画します。20140901紫100花芽これは紫100の花芽ですが、緑色をしています。ジャンボ種は、直径80mm長さ100mmにもなる実をならせるそうですが、花芽の時から大きな実をならせるぞ!と言わんばかりに違いがあります。

赤紫果皮ジャンボと黄果皮ジャンボは、自家不親和性種(=自分の花粉では結実しない種)ですが、花粉を交換授粉することにより双方結実します。開花時間も同じなので、相性の良い組合せなのです。

そこで、赤紫果皮ジャンボに花芽が付いたということは、同時に黄果皮ジャンボの花芽が気になるのです。20140901黄果皮花芽花芽はありますが、赤紫果皮ジャンボのものと比べるとだいぶ小さいですね。その証拠に、赤紫果皮ジャンボの写真と比べて、葉の根元の蜜腺が相対的に大きく見えます。この花芽が蕾になり開花するのは、赤紫果皮ジャンボとは違う日になりそうです。

そうなると、他の花粉提供株を考えなくてはなりません。このようなケースでは、サマークイーンという種の花粉を用いれば高確率で結実するそうですが、我が家には、紫100と、(たぶん)ルビースター、それとエドゥリス黄実しかありません。フラワーショップ江口さんはルビースターも扱っていますが、ルビースターの花粉での結実実績は無いようですので、紫100かエドゥリス黄実に賭けるしかなさそうです。個人的には色違いの自家不親和性種ということで、エドゥリス黄実がよいのかな?と思いますので、まずはこのパターン試してみます。

赤紫果皮ジャンボは、今頃の時期は14:00~0時頃に咲くようです。一方のエドゥリス黄実は、13:00~14:00の開花を確認していますが、データ数に難がありますので、開花時間が一致するかは不明ですし、開花日が同じになるとは限りません。そこで、花粉の保存の準備が必要です。私はこんな物を揃えてみました。花粉保存用品マッチ棒と比べていただくとお判りのとおり、小さなタッパーと湿気止めです。両方100均で買ったものです。タッパーは4個セット湿気止めは8個セットでした。湿気止めは、使用不可となる程に水分を吸うと色が変わり、1~2分電子レンジにかけると再生します。
タッパーに花粉を取ったら、冷蔵庫の野菜室にでも入れて保存してみようかなと思っています。

赤紫果皮ジャンボと黄果皮ジャンボは、来年の収穫を想定した育成中ですので、今年中に実を付けさせようとする努力自体が、我ながら”なんだかな~”という気がしないでもありませんが、花粉の保存用品の使い勝手も含めて自家不親和性種の結実に向けた練習といったところですね。
しかし、赤紫果皮ジャンボがエドゥリス黄実で結実ということになれば、どなたかのお役に立てるかもしれません。