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なんとか結実しないかな

今日も雨

秋の長雨といいますが、今年の雨は特別なように思います。前回晴れた日はいつだっけ?としばし考えてしまうほどです。

そして今日も雨です。秋雨前線が関東から九州の太平洋沿岸に停滞しています。なおかつ、明日のお昼ごろには、西日本を台風18号が直撃する可能性がきわめて高いようです。明日は西日本から東日本まで大荒れでしょう。
皮肉にも、次に晴れ間がみえるのは、台風が猛威をふるったあとになるのでしょうね。

開花期に雨は困ります

ここのところ、我が家のパッションフルーツ棚では連日ジャンボ系の花が咲いています。
しかし、花が雨に打たれると高確率で受粉できませんので困りものです。
こんなこともあろうかと、棚にはビニールの屋根をもうけているのですが、20150907棚からせり出した蔓ジャンボ系は夏~秋に猛烈に生育しますので、秋になるとあるべきところに止まらず、屋根からはみ出すような有様になってしまうのです。
なおかつ棚の場外にせりだしたような蔓には、きまって節々に蕾がついていますので、剪定するにできないのです。
誘引しようとすると、一部の繊維が切れるのでしょうか、独特の『ピシッ』という折れる寸前の音を発するのです。容易に屋根の下に誘引することもできません。

ということで、ある程度は雨で結実しないことを覚悟しなくてはならないようなのですが、今日は、

微妙な場所に花が咲いた

のです。20150908屋根の淵の赤紫ジャンボの花これは、私がもっともおいしいと思う赤紫果皮ジャンボの花です。咲いているのは雨をしのげるかどうか微妙な場所で、上には棚の屋根の端が写りこんでいます。真上からの降りが続けばなんとかOKかもしれませんが、今思えば、ビニール袋でもかけておけばよかったですかね。

新しい方法で受粉

更に、今日咲いたのはこの赤紫果皮ジャンボの花一つだけなのです。赤紫果皮ジャンボの実を結ばせるには黄果皮ジャンボの花粉が必要ですので、昨日咲いた黄果皮ジャンボの花粉を保存しておけばよかったのにと思いましたが、あとの祭りとあきらめつつありました。

しかし、そこでひらめいたのです。

黄果皮ジャンボのおしべのありか

開花1日後の萎んだ花の中のおしべ昨日咲いたのは、赤紫果皮ジャンボの花1個、黄果皮ジャンボの花2つです。その数からすると、黄果皮ジャンボのおしべは余っているはずなのです。
そこで昨日咲いてしぼんだ黄果皮ジャンボの花を押し広げると、当然なのですが、おしべを発見。ピンセットで採取し、今日咲いた赤紫果皮ジャンボの花のめしべに授粉しました。

ただ、湿気止め入りタッパーにおしべを採取・保存する方法と比較した場合に、花粉の品質の問題がある可能性はかなりあると思います。

一つの実験とでもいったところでしょうか。でも、結実したらうれしいです。

【2015.09.11追記】20150911授粉成功明らかに子房は膨らみ、つやのある薄緑色をしていますので、結実しています。それほど雨にぬれることもなかったようです。
今は初夏までよりも株が充実していますので、相当数の開花が望めそうです。そうなると、秋の花の果実がたわわに実った棚の姿を見たいという欲がでてきます。
今後少しづつ気温が低下するために、果実を熟させる困難さはあるでしょうが、そこもなんとかクリアしたいと思います。