遅咲きのジャンボ系の果実の収穫も中盤に差し掛かってきたようです。棚にぶら下がる果実もだんだんと少なくなってきています。
さて、こう見るとなんだか旺盛な時期を過ぎ、寂しくなってきたなという気もするのですが、棚にぶら下がるジャンボ系の果実の下に目をやると雰囲気が一変するのです。育苗ケースに置いてある挿し木苗が『わさわさ』と育っています。これらは6月の初旬と7月の初旬に挿し木したものですが、90cmの竹ひごを使って作った支柱と比べる限り、60cmに達しているものもあります。
そして、花芽が大きくなってきています。ここを起点に、節々に花芽が準備されているようです。もしジャンボの果実が結実したならば、竹ヒゴ3本の支柱では耐えられないでしょうね。
もっとも、この夏から果実を収穫してきた株では、既に数日後には秋の花が咲きそうな蕾がありますので、それと比べると遅れていますが、それでも今月下旬頃には咲きそうです。
6~7月に挿し木すると、寒くなる前に大きく育ちますので、来年の春に主力株として多くの収穫を望むことが可能です。
一方で、気候的に根付きやすいという点では、今頃(秋)も挿し木の適期とされています。ただ、やはり暖かさの残るうちに少しでも大きく育てた方が有利ですので、できれば9月上旬までが良いのではないかと思います。まだ夏の蝉(関東ならアブラ蝉など)が鳴いているうちに挿し木されることをお勧めします。仮に時期を少々外し、小さいままで冬を越すことになったとしても、(春挿し木のものと比べてやや出遅れ感はありますが、)来春以降旺盛に成長しますので、自分で作った苗という愛着を得られる点では、決して悪くはありません。