「行燈仕立て」カテゴリーアーカイブ

梅雨の晴れ間

今日、6月22日は一年でもっとも昼間が長い夏至です。梅雨空のせいで、そんなことは忘れてしまう年が多いのですが、今年はつかの間の日差しに恵まれ、今日がどんな日かを思い出すことができました。

なんだかわくわくするような久々の日差しです。我が家のパッションフルーツも輝いて見えます。

一時はもうだめかとあきらめかけていた水耕栽培の株も、20150622水耕栽培の様子元気に育つまでに回復したようです。培養液の消費も週単位ならば目に見える程度になってきています。パッションフルーツの水耕栽培は、私の中では今年の目玉の実験ですので、思い入れが強いのですが、一緒に這わせている土耕の株と比べましても、栄養面で優れている筈ですので、今後の目覚ましい生育に期待がかかります。
念のためにと、培養液のPHを測定してみますと、4.7でした。培養液作成用粉末肥料の製造元のOATアグリオによれば、推奨値が5.0~6.5(この範囲外では微量要素の吸収が悪くなります)ですので、ちょっと酸性側に外れていました。根は、酸性の老廃物を出しますので、培養液は徐々に強酸性方向に傾くのです。水耕栽培装置せせらぎ1号は、貯水槽と栽培槽に培養液が満たされた状態で約28ℓの容量ですが、培養液をジョーロで一杯(=4ℓ)分排水し、二杯分新しい培養液を投入してみました。そして、PHを確認してみると、20150622培養液PH測定5.5になっていましたので、適正範囲内になりました。ただ、もう少し排水量と投入量を増やして6.0くらにした方がよかったかな?という気がしないでもありませんが。

リビング前のグリーンカーテンは、20150622グリーンカーテンまだ小さいものや、しぼんだ花に包まれていてゴミがついているようにしか見えない小さな果実が多いのでわかりにくいですが、果実数は40~50個といったところでしょうか、摘芯時点についていた花芽や蕾はほぼ開花を完了し、もう少しで一段落のようです。
今はちゃくちゃくと、20150622若い蔓の花芽摘芯により誘発させた新芽が若い蔓となり、花芽を準備しています。目論見どおりならば、現在の果実数の数倍の果実を上乗せできるのですが、それは今後の天候次第です。7月20日くらいまでの間、どうか、花芽をだめにするような、真夏日や猛暑日が少ないことを祈ります。

こちらは、棚に這っている(向かって右から見た黒い透水ポットに植えられている)黄果皮ジャンボ種、エドゥリス黄実、赤紫果皮ジャンボ種と、二本のルビースターの行燈仕立てです。20150622棚徐々に棚全体の緑が濃くなってきました。7月になれば、ジャンボ種の結実がはじまりそうです。ルビースターの結実数は、現状では計10個くらいでしょうか。蕾はたくさん付いています。

太陽を浴びたパッションフルーツが、明らかに元気そうに見えるのは不思議です。