巻きひげ

パッションフルーツの巻きひげって、よくよく見るとおもしろいですね。

この画像は、20150704赤紫ジャンボの巻きひげ棚に這っている赤紫果皮ジャンボ種の蔓ですが、撮りたかったのは、本当は蔓ではなく、巻きひげなのです。

巻きひげが少しのびてくると、まるで意志があるかのように、先端をもうきん類のくちばし状にして、どこかにつかまろうとします。
その巻きひげの先端は、よくネットに引っかかってくれますので、私はそれを利用し、半ば無理やりに巻きひげの先端をネットの遠目な位置に引っ掛けるようにして、極力ビニタイを使わずに蔓を誘引するようにしています。最も先端に近い⑦の巻きひげなどにはいくらかのテンションがかかっています。しかし、少し蔓が伸びると、テンションがゆるみ、ネットに巻き付くのです。

私がおもしろいと思うのは、先端の巻きひげにテンションをかけるような誘引を繰り返していくことによって、巻きひげの状態からその蔓の現状の伸びしろがおおよそイメージできるということなんです。

画像の①②の巻きひげなどは、大きくコイル状に巻いています。これは、その付近の蔓が伸びたことにより、巻ひげの長さが余ってしまったからでしょう。そして全体を見ると、①~④は新しい場所ほどコイル状の巻き方は弱くなっています。⑤はただうねっているだけです。⑥⑦はほぼまっすぐですね。
伸びしろがあるのは最先端の節だけではなく、④や⑤付近のような少し前の部分にも伸びしろがかなり残っているようです。

当然と言えば当然かもしれませんが、先端に近いほど蔓の伸びしろが多いことも、全体の巻きひげの巻き具合の比較から裏付けることができます。


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