9月中旬の挿し木のその後(2014.10.29記)

一般に、パッションフルーツの挿し木の適期は6月と9月と言われていまが、ちょっと時期を外したかな?とも思われる9月の16日に、エドゥリス黄実の挿し木をおこなっています。

9月中旬の挿し木、ようやく発根確認でも書いていますので繰り返しになってしまいますが、エドゥリス黄実は、自分の花粉では実を付けない自家不親和性種で、どの花粉で実を付けるのかもわからず、正直、「煮ても焼いても食えない」と考えていたのです。しかし、エドゥリス黄実の可能性を探るにあるように、結実の可能性、他の自家不親和性種への花粉株としての可能性を考慮し、予め新たな世代を残しておこうと考えたのです。
そして、その後、紫100とルビースターの花粉での結実を確認しました。エドゥリス黄実花のサイズ現在までのところ、室内環境では不適切なのか、実は最大サイズに至っていないと思われ、そのサイズは未確認ですが、花のサイズが直径90mmと大きいですから、適切な環境下では、実も大きくなることが予測され、とても魅力的です。赤紫果皮ジャンボと黄果皮ジャンボの花が直径100mmで、実の長さは100mmということですので、こちらは90mmかも?などと考えたりします。
更に、赤紫果皮ジャンボを結実させることもわかっています。本来の花粉株となる黄果皮ジャンボの開花タイミングが合わなくても、エドゥリス黄実の花粉で結実が可能になります。

そこで、存在価値急上昇のエドゥリス黄実の挿し木の成長が、益々気掛かりになってきました。20141029エドゥリス黄実の挿し木エドゥリス黄実は、パッションフルーツの中でも寒さに弱い種で、長時間10℃を切る環境では枯れてしまうとのことですので、リビングの窓際に置いています。それでも、深夜~早朝には10℃を切る時間帯も数時間あるかもしれませんので、不安ですが、今のところ新芽が数センチ程度に伸びてきており、一応は元気そうです。

ただ、成長速度はと言うと、・・・
挿し木した9月16日からはおよそ45日くらいになるのですが、20140908挿し木の状態この、7月19日に挿し木した紫100やルビースターの48日経過頃の画像と比較すると、エドゥリス黄実の挿し木の成長は大きく遅れていることは明白ですね。

今年は、早々に太平洋高気圧が後退した影響もあるのでしょうが、挿し木時期が遅かったことによる気温の違いが主因でしょうね。
いくら9月が適期といっても、中旬では遅いようです。

まぁ、枯れずに育つことを祈りながら、室内でゆっくり育てるとします。


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