リビングのパッションフルーツの実が色付きはじめる

10月も下旬になると、寒冷地方からは、初霜や初氷のたよりが伝えられるような時期になってきました。私の住む北関東でも、最低気温が10℃を切るような日が時々あり、パッションフルーツを家に取り込むような時期になってきました。

今年の我が家では、屋内での収穫を試みるべく、実の成長が停滞しないように、10月初旬のうちに大きな行燈仕立ての株を移動しました。
ルビースター行燈仕立て20140926家に入れる前には、蔓葉が繁茂し、30個ちかい実が付いていました。
ところが、家に入れたあとで、小さな実は大きくならず萎み、大きいものも皺が入る傾向が顕著になり、順調な実はわずかになりました。
部屋の中では、溢れるほどに水をやれませんし、あらゆる方向から燦々と陽に照らされる外の環境とは条件が異なりますので、葉が繁り過ぎでいたことも悪影響したかもしれません。

現在は、残った4個の実を生かす範囲で、最大限に剪定してあります。ルビースター20141025このように刈り込んであれば、与える水の量に制限があっても水不足になりにくいですし、採光方向が限られていても全体に陽がいき渡りやすいですから、室内ではこのようにさっぱりと剪定すべきなのですね。

その後、残った実は順調に育ち、色づいてきたようです。リビングのパッションフルーツが色づきだすこの二つの実は、付いている位置から判断して、秋の初開花をした8月28日に授粉したものです。ですから、現在まで60日弱経過したところです。色付きだすと数日で熟し、落果するということを考えれば、夏の場合(=約64日)と大差ない完熟期間になりそうです。
気温が下がれば、実が熟すまでの期間は長くなるのですが、10月早々に暖かい室内に移動したことによって、実が熟す時期の遅延が防がれたようです。

外には、たくさんの実をつけたグリーンカーテンが設置したままになっていますが、外のパッションフルーツは色づいてこない似たような時期に授粉した実を観察しても、色付く気配はありません。このことは、(室内の実と比較すれば、)ここのところの外気温の低下により、実が熟す速度が遅れてきていることを示しています。

秋~冬に大量な実を収穫するという観点では、どうやら、パッションフルーツの(リビングのような人の生活環境での)室内栽培は、不向きなようです。室内では、どうしても、水やり、陽当たりの限定条件があり、パッションフルーツ本来の旺盛さを引き出せません。
但し、室内環境に合わせ、大幅に株を剪定し、実の数を限定すれば、実が熟していくまでの過程を室内で鑑賞することが可能なようです。

【2014.10.27追記1】二日後、こんなに色付きました。20141027室内で色付いたルビースター右のものは、間もなく収穫できそうです。サイズも60mm以上はありそうですので、普通といったところです。
落下して無くなっていたら、探さなくてはなりません。

【2014.10.27追記2】そうこう言っていた数時間後、私の背後で”ガサガサ~ドン”リビングルームでの初収穫“ガサガサ”って、ブラインドが崩壊?と、驚き振り返ると、ようやく事態を理解できました。この実がブラインドに当たりながら落ちたのです。久しぶりに見る実は、つやつやで美味しそうです。心なしか香りが少ないように感じますが、追熟すると豊かな香りを放つようになるのかもしれません。


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