パッションフルーツ苗のおすそ分け

我が家では、リビング前のグリーンカーテンと、行燈仕立てでパッションフルーツを楽しんでいます。

今はちょうど収穫期に当たりますので、我が家のリビングは、追熟中のパッションフルーツの果実の爽やかな香りに溢れています。休日に一人になった時などは、癒しに満ちた空間に浸っています。

そんな感覚を多くの方に味わって欲しいというのが、このブログの真意なのですが、まずは身近な人のお役に立っていきたいと思っています。「この方ならば、愛情を注いで育てていただける」ということは容易にわかります。万が一、枯れることがあったとしても、それは問題ではありません。愛情を注いだ結果である以上、私が言うことは何もないのです。私は、差し上げる方には「嫁に出す娘を煮て食おうが焼いて食おうが俺は知らん」と言うようにしています。

この記事は、どちらかと言うと、私の育てた苗を育てていただく方向けの内容になります。差し上げる苗が、どのような親の子(遺伝子が同じ)なのかといことが中心です。

まず、第一の親のグリーンカーテンの株ですが、20140825グリーンカーテン4月26日に冬越し株の2本をグリーンカーテンの定位置に植え込んで、明日でちょうど4カ月となりますが、蔓はもはや軒下の天井に達し、垂れ下がっています。
今年は、6月初旬に猛暑日があったり、それ以降も夏日が多い変な梅雨だったせいか、大量の花芽が高温にやられましたが、このグリーンカーテンで44個の実が収穫(一部予定)できました。
この株は、昨年近所のホームセンターで購入して育てたものですが、生産元は千葉の市川園芸という専門家で、紫100という種類です。実のサイズは大きいもので65mm程度でしょうか、香、味とも素晴らしいですよ。自家受粉(自分の花粉)で実が付きます。
その子供がこれです。市川園芸紫100新芽が芽吹いたばかりですが、根が付いた証拠です。ご安心ください。この苗と、行燈仕立てを親とする苗を各1本お受け取りになられる方がいらっしゃると思うのですが、この苗の目印は、土に挿してある部分が棒のように真っ直ぐなことです。
また、この苗と行燈仕立ての子の苗が同時に(9:30頃咲くことが多いです)咲いた場合には、株間で花粉を交換してみてください。DNAの異なる株の花粉を授粉することで、実が大きくなる傾向があります

次に第二の親の行燈仕立ての株ですが、20140825行燈仕立てこちらはこの春ホームセンターで苗を購入して育てたもので、素性は不明(赤紫種という表示のみ:実のサイズが70mm前後ですので、恐らくルビースターじゃないかな)ですが、良い意味で私を驚かせた株です。5月3日には、お分けする苗の状態と遜色ない小さな苗だったのですが、非常に成長が旺盛で葉も大きく、120cmの支柱を覆い尽くしています。果実が香良く美味しいのは、まさにパッションフルーツのそれです。今は、9月初旬には秋の花が咲きそうな蕾をたくさん付けています。個人的には、素性不明であっても、驚くべき優秀株と認識しています。やはり、自家受粉で実が付きます。

その子供たちですが、その1は、行燈仕立てクローン1新芽がまだ小さいですが、旺盛なDNAを持っていますので、まったく問題ありません。毎日姿が変わります。

その2は、行燈仕立てクローン2二日前はその1と同程度だったでしょう。

その3は、行燈仕立てクローン3葉の無い節から新芽が成長しましたが、一番成長が早いです。もし邪魔であれば、新芽がもう少し育ったあとで、新芽の右の部分を切り取っても良いでしょう。切り取った部分を更に挿し木することもできそうです。

*)苗は先着順に割り当てていますので、育ち具合の遅いものの場合はご容赦ください。全て元気ですし、この時期の差は無いに等しいとお考えになられてよいと思います。

【2014.08.28追記】4本の苗たちは無事旅立っていきました。とは言え、2本は極々ご近所なんですけどね。私からその後の様子をお聞きすることはありませんが、良いことがあったときだけ何かお聞かせいただくと嬉しいですね。


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