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棚の開花最盛期の気配

梅雨も明けました。

我が家のパッションフルーツ棚には、黄果皮ジャンボ、赤紫果皮ジャンボ、エドゥリス黄実という大実種を集めていますが、暑さにより小さな花芽が落ちる傾向がでてくるなかで、暑さに耐える大きさに育っていた蕾は、逆にその勢いを増しているようです。

20150720イエロージャンボの連なった蕾
今日開花する黄果皮ジャンボの蕾が連なっている
20150720赤紫果皮ジャンボの連なった蕾
赤紫果皮ジャンボも連なって咲きそう
20150720エドゥリス黄実の当日開花花
先端がほころんで花弁が見えるエドゥリス黄実の蕾も確実に今日咲く

おそらく、全部で10個くらい咲くのでは?という感じです。

ところがここまでは、20150720棚にぶら下がったジャンボ種の果実棚にぶら下がっているのは、黄果皮ジャンボ3個と、赤紫果皮ジャンボ2個と寂しい状態です。蕾から顔を出していない小さな果実を含めても10個程度でしょうか。

これまでもちょこちょこ開花していましたが、20150720授粉不良で落ちた蕾授粉するのが暗くなる直前だったことが多かったせいか、梅雨だったために湿度が高く、受粉に不適切な状態の花粉だったせいか、授粉の成功率は3~4割程度にとどまっているのです。

しかし今日は違います。

海の日のため休日で家にいますので、最適なタイミング(花粉が『ほるほる・ほくほく』しているうちに)に授粉可能ですし、梅雨は開けていますので湿度条件も良いはずです。

特にジャンボ系などは、大きなものはテニスボール大の果実に育ちますので、豪快にたくさん棚にぶら下げてみたいな!!と思うのです。

今日は、慎重にやりますよ。

【追記:授粉しました】
とても困ったことになっていました。20150720花粉のない雄しべ雄しべ(黄色い部分)に花粉がほとんどありません。20150702黄果皮ジャンボ出し入れタッパーこのように正常な雄しべには、凹みを隠すほどに『ほくほく』と花粉がたっぷりあるのです。こんなことははじめてです。
撮影には特に顕著なものを選んでいますが、結局今日開花した8個の花のすべてに同じ傾向が出ていました。
通常であれば、1個の雄しべを使って軽くこすっていくだけで花1個分の3個の雌しべに十分に花粉を付けることができるのですが、状態の良い雄しべをセレクトしながら、1個の雌しべに1個の雄しべを使用しました。それでも、1個の花あたりの雄しべの数は雌しべの数より多いですからなんとかなりましたが、雌しべの頭を押さえつけて雄しべをこすり付けるという、通常はしない方法をとる必要がありました。

そして、花粉が付いていることをチェックしました。

20150720赤紫ジャンボ1授粉状態
20150720赤紫果皮ジャンボ1授粉状態
20150720赤紫果皮ジャンボ2授粉状態
20150720赤紫果皮ジャンボ2授粉状態
20150720赤紫果皮ジャンボ3授粉状態
20150720赤紫果皮ジャンボ3授粉状態
20150720赤紫果皮ジャンボ4授粉状態
20150720赤紫果皮ジャンボ4授粉状態
20150720黄果皮ジャンボ1授粉状態
20150720黄果皮ジャンボ1授粉状態
20150720黄果皮ジャンボ2授粉状態
20150720黄果皮ジャンボ2授粉状態
20150720黄果皮ジャンボ3授粉状態
20150720黄果皮ジャンボ3授粉状態

なんとか全て授粉できているようです。

ちょっとネットで調べてみたところ、このように花粉が非常に少ない雄しべをもった花の出現は、高温期に開花した花に散見される現象だということです。
我が家では、午前咲きのエドゥリス紫系では発生せず、暑い盛りに咲く午後咲きの黄果皮ジャンボ、赤紫果皮ジャンボ、エドゥリス黄実に限って現象が発生していることから、開花時の高温が原因だと合点がいきます。