パッションフルーツはとてもここちよい香りがします。追熟中の果実が放つ甘酸っぱい香りには、南国のゆったりとした時間の流れに身をまかせるような気分にさせる効果があるのでは?とさえ思ったりします。
実際に、パッションフルーツを使用したコロンやアロマオイルなどがたくさんあるのです。どうやらパッションフルーツの香りに着目している企業もけっこうあるようですね。
パッションフルーツの栽培を楽しまれていらっしゃる方はたくさんおられることでしょう。しかし、この試みはその中でも初かもしれません。ズバリ、パッションフルーツ風呂です。
パッションフルーツを食べたあとの皮からも変わらぬ良い香りが放たれることを知っていましたので、中身を食べたあとの皮を浮かべました。なによりも、果肉はおいしく食べないともったいないですからね。
パッションフルーツ3個分の皮を浮かべた湯船にはいると、予想どおりにパッションフルーツの香りが漂いました。
ただし、普通の部屋で感じる香りよりも微香性になるようです。その感じ方は、浴室の湿度が、香りの粒子の運動を鈍くするかのようです。
そして湯船から出て、身体を荒って再び湯船に戻ったときには、香りを感じなくなっていました。皮の内側の白いクッションのような部分が水分を含むことにより、香りが少なくなったようです。もはや鼻に押し当てでもしないと、香りを楽しむことは不可能でした。
パッションフルーツの香りのアロマオイルでも使えば良いのでしょうが、それでは面白くないような気がします。家に実った果実でパッションフルーツ風呂をもっと楽しむ方法はないものか?と思案中です。