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赤紫果皮ジャンボの蕾膨らむ

8月25日に、鹿児島のフラワーショップ江口さんから、ショップオリジナル種の赤紫果皮ジャンボと黄果皮ジャンボを取り寄せました。黄果皮ジャンボ赤紫果皮ジャンボ植え込み当日この二種は、どちらも自分の花粉では結実しない自家不親和性種なのですが、双方の花粉を交換授粉することにより、どちらも結実しますし、開花時間などの相性も良いので、ショップではペアでの購入を推奨しています。そして魅力はなんと言っても、直径80mm、長さ100mmになるという実の大きさと、ショップ曰く、「とりこになるような美味しさ」ということです。期待しちゃいますね。

それからあと数日で一か月。季節の割には低温な日が多かったと思いますが、赤紫果皮ジャンボの蕾が大きくなってきました。赤紫果皮ジャンボの蕾先がまだ尖っている形状から、蕾はもう少し大きくなると見られますが、現状で50mmあります。

直径90mmの花が咲くエドゥリス黄実の今日開花するであろう蕾の大きさを測ってみると、エドゥリス黄実の開花当日の蕾こちらも約50mmです。ですから、赤紫果皮ジャンボの花が、90mmを超えるサイズになることは容易に想像できます。

ただ、通常であれば、開花したら、黄果皮ジャンボの花粉を授粉すれば良いのですが、赤紫果皮ジャンボ20140922このように、(苗の初めての蕾の場合には、普通タイミングが合わないものだとは思いますが、)黄果皮ジャンボの蕾の成長が遅れており、黄果皮ジャンボ20140922赤紫果皮ジャンボの二つ目くらいまでの蕾には花粉を提供できそうにありません。そうこうしている間に外は寒くなってきますので、今年中に結実⇒実の観察はできなくなってしまうかもしれません。「そう慌てなくてもいいのでは?」と言われそうですが、なんとなく冬の間に家の中で実が熟すまでを見送りたいのです。そこはせっかちな私の性格を反映しているのかもしれません。

そこで、黄果皮ジャンボいがいの花粉を用いた授粉を試みようかなと思います。エドゥリス黄実と、自家受粉の紫系の花粉を低温保存してありますので、その二つで実験したいと思います。
予想としては、赤紫果皮ジャンボとの関係が、黄果皮ジャンボと同様に、色違いの自家不親和性種になるエドゥリス黄実で結実するのかな?と思いますので、最初の蕾ではエドゥリス黄実の花粉を試してみようと思います。
二つ目の蕾では、赤紫果皮ジャンボの結実が確認されているサマークイーンという種と同様の、自家受粉種で紫系の花粉を試そうと考えています。

このような交配の何れかが成功し、実を結んだならば、そのタネを撒くことが数年後の新種に繋がる可能性を秘めていると期待しています。