エドゥリス黄実が今年の初開花をしました。ジャンボ種には及びませんが、直径90mmの大きな花です。普通のパッションフルーツの花は60~70mmくらいですので、あきらかに大きいです。きっと果実も大きくなるのでしょう。
昨年秋に、エドゥリス紫系の花粉で結実することが判明し、このように小さな果実をたくさんつけたのですが、その後の季節柄、気温が下がり、熟すことなく終わっていたのです。秋の果実を収穫するには温室が必要であることがわかりました。
今年は、棚に大きな果実がたくさんぶら下がる姿を思い描き、黄果皮ジャンボ種、赤紫果皮ジャンボ種とともに新に造った棚に這わせました。
ところが、エドゥリス黄実の果実は希少なものだという情報を目にしたことがあるのです。
私の見た情報によると、『開花期が2カ月遅れるため希少』となっていましたが、それ以上の詳細は見当たりませんでした。
そこで考えるに、
花粉提供株と開花期がほとんど重ならない
今年の我が家の場合、エドゥリス黄実を結実させることが可能なエドゥリス紫系(よくゴールデンウイークの頃からホームセンターで売っている普通のパッションフルーツ)は、5月31日に初開花しています。
そして今日エドゥリス黄実が開花しましたので、約50日のひらきがあることになります。
そして、花粉提供株のエドゥリス紫系は、梅雨明け時点の蕾の開花により、開花期を終了します。おそらく今日、梅雨明けが発表されるでしょうから、8月に入れば開花は終了していると思います。
つまり、エドゥリス黄実とすれば、花粉を貰える期間が10日しかないようなものです。
その対策として、エドゥリス紫系の雄しべを低温保存してため込んではいるのですが、フレッシュな花粉を使用した場合のように、ほぼ100%という結実率を求めることは困難かもしれません。
気温低下により熟さない?
エドゥリス紫系では、春~初夏に開花し、気温条件に左右されますが64日程度で収穫となるようです。
仮に今日から64日後はと考えると、9月下旬です。エドゥリス黄実はより高温を好みますので、そのころの気温で熟すのかな?などと心配です。
熟すのが相当遅れるようであれば、もしや夏果でも温室が必要なのかな?なんて思います。
全ては秋深まるころに判明するのかもしれません。