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紫♀×黄色♂の交配をしてみました

エドゥリス紫系の花にエドゥリス黄実の花粉を授粉して良いところ取りを企んでいます。紫♀に黄色♂を交配エドゥリス紫の良いところは、一本の株で実を付ける(自家親和性)ので果実を得やすい点です。6月から梅雨明けの少しあとまで開花しますので、長く楽しめ、収穫数が多くなりやすいのもありがたいところです。
授粉株としても、黄果皮ジャンボ種を結実させることができるのでは?と思い現在実験中です。

一方でエドゥリス黄実の魅力は、なんといっても果実が大きいことです。赤紫果皮ジャンボ種を結実させることもできます。

そんな両者の交配をやってみたいと前々から考えていたのですが、開花期がほとんど重ならないために、なかなか交配のチャンスがなかったのです。エドゥリス黄実は、梅雨明け後から開花しだしましたが、エドゥリス紫系は梅雨明け後少し経つと開花期を終了するのです。

自家親和性で、果実が大きく、開花期が長い種ができないものかと思っているのです。そして、黄果皮ジャンボ種や赤紫果皮ジャンボ種などのように他種の花粉を要する多くの自家不親和性種を結実させるユーティリティ性があれば言うことなしです。・・・そんな良いとこどりを狙っているのです。

サマークイーンという種がまさにその性格を全て持ち合わせていますので、単に苗を買い求めれば済むのですが、この際、交配からやってみようと思います。

サマークイーンがエドゥリス紫系(♀)×エドゥリス黄実(♂)

という単純な式で出現するとも考えにくいのですが。

まずは結実するかですね、結実しなければ、話は尻すぼみとなり終わりです。しかし、エドゥリス黄実(♀)×エドゥリス紫系(♂)は結実しますので、おそらくその逆も可ではないか?とは思っています。

このプロジェクトは最低でも2年にまたがります(果実にできた種を撒いて、その実生(=種を撒いた)苗が育ってできた果実を評価したり、他種に花粉提供した場合の結実実験をする必要があります)。

変化があるごとに追記する方法で、この投稿を完成させるようにしたいと思います。

【2015.07.25】残念ながら、エドゥリス紫系(♀)×エドゥリス黄実(♂)は結実しませんでした。1個だけのチャレンジですので、結実しない組合せなのか、他の原因なのかも不明です。
もうエドゥリス紫系の蕾がありませんので、今年のチャレンジは不可能です。
来年の今頃に備え、私自身の知識を付けておくしかなさそうです。