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9月中旬の挿し木、ようやく発根確認

9月の中旬、昨年の春入手していたエドゥリス黄実の実生(=みしょう:種を撒いて発芽させた)苗が大きな株に育ち、沢山の蕾を付けました。
※このように通常、実生苗は種を撒いた年に結実しません。エドゥリス黄実蕾エドゥリス黄実は、自分の花粉では実を付けない自家不親和性種ですので、どの種の花粉で結実するのかといった試行錯誤が必要なのですが、紫系と比べると大きな実がなりますので、結実実験をする意義があります。また、他の自家不親和性種への交配実験をおこなう価値もあります。

それらの実験で良い結果を得られるかもしれないと考えますと、欲張りな私は、少しでも暖かさが残る時期に、エドゥリス黄実のクローンを作ることを思い立ちました。

9月16日にエドゥリス黄実の挿し木をしておりました。エドゥリス黄実の挿し木9月中旬とは言え、挿し木の適温と言われる25℃を下回る時間帯は多くなってきていますので、発根するかと気にかけておりましたが、適温期ならば発根する10日後には発根していませんでした。そして20日が経過しても発根していませんでした。
10月に入ると、いよいよ秋も深まってきました。やはり挿し木時期が遅かったかと思っておりましたが、エドゥリス黄実の挿し木に新芽発生新芽が発生してきました。ポットの底から見てみると、エドゥリス黄実の挿し木の根白い根が見えます。
どうやら、一月近くもかかったようですが、無事発根したようです。こうなれば、直射日光に当てることもできますし、肥料も与えることもできます。挿し木時期が遅く、出遅れた分は、暖かい家の中で冬の間にも成長させて取戻したいと思います。