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リビングの大株をほぼ冬越し仕様に剪定

今日、月曜日は一日フリーですので、おおがかりなことに手を出すことができる日です。記事内容も濃くなると良いのですが、どうでしょう。

さて、今日は何をするかな?とリビングに取り込んであるパッションフルーツの株達を眺めていました。どこかにも書きましたが、私のパッションフルーツへの興味は、季節とは無関係なのです。
これからの冬越し期間は、来春~夏の収穫量を増やすポイントになりますので、軽視することはできない時期なのです。2015-16冬越しレイアウトこれは、冬越しの株達を家に入れた時の写真ですので、今日剪定する前の姿と変わりませんが、問題なのは、光っているLEDライトを境にして左と右にある大株です。以前、実を付けた大株の室内栽培の有用性はあるのか?と題して書かせていただきましたが、ルビースター冬越し設置時このように、多くの実を付けたまま家に取り込んで、実が熟すかを検証するために、二本の株で計45個の実を付けた状態でリビングに置いていたのです。

よくよく見れば、大きくなってこない実には皺が入っています。大きくなっていても、多くは、親指と人差し指で強めに掴むと凹みます。そういった実は熟しません。パッションフルーツの実は、成長過程から熟すまで、一貫して硬いものです。熟すと自然落下しますが、2mの高さからコンクリートの上に落下しても割れるところか、殆ど無傷なのです。
現在も順調そうな実は、5個のみです。家に入れてから20日足らずでこの状態ということは、実を付けた大株の室内栽培の有用性はあるのか?の問に対する答えとしては、現状であっても”あまりない”と言わざるを得ないようです。実が全滅するようならば、我が家の環境では”全く有用性が無い”ということになります。
家の中でも外の春~夏のように収穫できたら面白いな。という発想の目論見でしたが、特に実が熟す過程で水を欲しがるパッションフルーツにとって、外の環境程に溢れるように水を与えることができないことが、多くの実が熟さない原因になったのでは?と思われます。LEDライトを使ってはいますが、あくまでも補助であり、自然の太陽には勝る筈も無く、これも一因かもしれません。

二本の大株は、実を生かすべく剪定してありますので、冬越しのために家に入れた割には、蔓葉が非常に茂っていたのですが、来春~の実は、一度実がついた蔓には付きませんので、実が減ったことにより、更に剪定し、新芽の萌芽を促す必要があるのです。20141020大株剪定後剪定した蔓葉の量は、ゴミ袋一つ分です。スカスカになって、株越しにブラインドが良く見えるようになりました。家に入れた当初の繁茂のしかたと比べると、こちらの方が健全な印象があります。
左の株(支柱長120cm)では、最上部の蔓の先端付近から分かれた蔓に実が付いていますので、20141020時点育っているルビースターの実最上部のリングを周回している部分を剪定できませんでしたが、実が収穫できたなり、ダメになるなりした際に、周回部分も剪定します。
右の株(支柱長150cm)はほぼ冬越し状態の剪定になっています。今後の蔓の伸び方にもよっては追加剪定もありますが、高さ2mの棚用の株と考えていますので、現状では、蔓を長めに残しています。

わかりやすい剪定例をご紹介しておきますので、こちらもどうぞ。

冬越し時剪定のビフオーアフター
剪定のビフォー・アフター 画像提供:私も利用していますフラワーショップ江口

一般に、主幹を1m程度、蔓は40~50cm程度に切戻します。写真のように、残す蔓は数本で十分です。3月下旬とか、4月上旬に急激に伸びる蔓は有望ですので、それを生かすのがコツです。

このように、来春~夏の鈴なりのパッションフルーツの絵を妄想しながら、椅子に登り、剪定ハサミをふるう私の顔がにやけていたであろうことは、懸命なご訪問者の皆様ならば、おわかりのことでしょう。