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パッションフルーツの挿し木苗を鉢上げしました

7月19日に挿し木していた10本の苗のうちの成長の早い6本をセレクトし、鉢上げしました。正確に言うと鉢にではなく、サイズの大きいビニールポット(15cm)への植え替えです。
愛好家であれば、挿し木が成功すれば翌年の栽培規模を拡大させたいのはごく自然なことです。そこでグリーンカーテンと行燈仕立てに加え、パッションフルーツ棚を作る計画が浮上。育成上の唯一の制約となる冬越しスペースの範囲の中での上限数を育成することにしました。
挿し木苗の鉢上げ冬越しスペースとなるリビングの出窓を考えた場合、これくらいのコンパクトさであれば6本(+後述するもう一本)でもなんとかなりそうです。15cmポットは、一般的に苗の育成期に使用する鉢のサイズと比べると小さいかもしれませんが、液肥(ハイポネックス原液)や植物活力剤(ハイポネックスリキダス)を使用すれば十分に冬になる前に育ってくれるのではないかと予想しています。培養土は、我が家の定植済のプランターの全てで使っているパッションフルーツの培養土です。保水性、排水性、保肥性のバランスの高さで実績がありますので、やはりこれを使いたくなります。

また、根が張り巡ってから支柱を立てるよりは、最初に立てた方が根を痛めないでしょうから、各ポットに一本ずつ90cmの支柱を立てました。しかし、15cmポットの深さは十分ではなく、植え込んだ直後で根が詰まっている状態でもないために、支柱は恐らく不安定でしょう。
そこで一工夫、
各ポットの支柱をアルミ線で連結各ポットの支柱の上部をアルミ線で連結、これで支柱は安定しますし、蔓が元気に伸び出せば、行燈仕立て風に絡めることもできます。
余談ですが、残りの4本の苗は、しっかり育ててからおすそ分けの予定です。

先程+1と申し上げました来年のために冬越しさせるもう一本の株は、
行燈仕立てこの行燈仕立ての株です。ですから、来年の栽培規模は、合計7本ということになります。
今年の春ホームセンターで購入したこの株は、10cm程度の小さな苗だったのですが、目を見張る速度で成長し、実のサイズも紫系としては大きく、75mmほどあります。要は、私の見立てではなかなかな優秀株だと思えるのです。6本の挿し木のうちの4本はこの株から取ったクローンです。(他の2本はグリーンカーテンの株のクローンで、実のサイズを最大化するための花粉交換用です。)来年は、この株の遺伝子を我が家のメインにする計画が進行中なのです。この株は、現在でも十分に大きいのですが、棚作成計画のメインとして使おうと思っています。パッションフルーツ棚ではこの株+2本の新苗となる予定です。

棚のことに触れましたので、来年のグリーンカーテンについても触れたいと思います。現時点の状態は、グリーンカーテン20140816蔓は軒下に達しているものの全体に厚さに欠ける状態です。上部はどんどん伸びた蔓が密集しますので、ぶ厚くなるでしょうが、下半分はそれはあまり期待できません。
そこには、植え込み時の誘引の失敗があったと思っています。このグリーンカーテンには、蔓の長さが5m弱にもなる大きな冬越し株を2本植え込みましたが、剪定に関する知識が無かったことと蔓が長かったこと2014パッションフルーツ誘引により、横縦横という誘引ルートになってしまったのです。植物は、高いところに樹勢が集中しやすいために、このような誘引の場合、下部からの新芽の発生が少なくなって蔓葉の密度が低くなります。実も下部にはほとんど付きません。必要以上に大きな株は不要、2m程度で十分ということがわかりました。
この反省から来年はこんな感じに誘引しようと思っています。2015年グリーンカーテン苗を3本、プランター3個とし、蔓は最下部に集中誘引し、余分は基本摘芯。

というように、単に挿し木苗を鉢上げするという作業の中であっても、色々な思惑が駆け巡るものです。