「黄果皮ジャンボ」カテゴリーアーカイブ

我が家の庭の変化20151004

夜と昼の寒暖差が大きくなってきました。

朝にはひんやりしますので、水やりは午後にしようとしたりすると、今日のように良く晴れた日の午後には、汗ばむような陽気だったりします。

さて、こんな時期の我が家の庭のパッションフルーツについてお伝えしましょう。

まずは、

失敗作

20151004メイングリーンカーテンこれは、リビング前の我が家のメインのグリーンカーテンで、プランター3個に一本づつ植え込んであります。6月初旬くらいまでは、好調に成長し、40~50個程度の果実を結んだのですが、その後がいけませんでした。
家の中での冬越し中に発生していたコナカイガラムシの駆除が不完全だったようで、大繁殖してしまったのです。
コナカイガラムシには株を枯らすほどの大きな害はないようですが、新芽や蔓の先端の若い葉に取りつき、蔓が繁ることを大きく阻害します。
その結果として、このように、全体として蔓の密度が大きく不足してしまいました。果実の付け根にもコナカイガラムシは取りついて養分を吸いますので、収穫したものの中には不出来なものや小さいものが目立ちました。

害虫は、大繁殖してからでは、薬害を考えると大規模かつ強力な殺虫もしにくいですから、定植前に完全に基を断つべきでした。

他のパッションフルーツでコナカイガラムシが繁殖していないのが何よりもの救いです。

水耕栽培は元気に花を咲かせています

20150104水耕栽培秋の開花が始まって以来、毎日開花していますし、多い日には10個くらい咲いていますので、100個くらい咲いたと思います。このグリーンカーテンには、土耕鉢の株も這っていますが、その花の多くは水耕栽培の株のものですので、収穫数の部分でも、水耕栽培は優れているようです。
一般にパッションフルーツ農家では、一本の株の収穫数が250個という情報を見たことがありますが、水耕栽培にはそれに並び追い越すポテンシャルがあるかもしれません。今年はそれは無理としても、冬の間の永い時間をかけて、どうすればそれが実現するかを考えてみたいと思います。

葉が繁っているため、いがいと花を発見じずらいのですが、20151004水耕栽培の花今日も、この画像の中だけで3個の花が咲いています。

棚には秋の果実たちが

20151004棚棚には、黄果皮ジャンボ、赤紫果皮ジャンボ、エドゥリス黄実という大実系の品種が這っています。また、これらは全て、結実するために異種の花粉を必要とする自家不親和性種です。ここのところ毎日5~8個程度の花が咲いています。とはいえ、二日に一日くらいは授粉できませんし、結実させることが可能な異品種の花が咲いているとは限りませんので、いくつ咲いたから何個結実したという計算は成り立たないのですが、棚全体を見渡すと、50個くらいぶら下がっているのかもしれません。20151004赤紫果皮ジャンボの花今日は、エドゥリス黄実が2個、赤紫果皮ジャンボが2個、黄果皮ジャンボが1個咲きました。
エドゥリス黄実には水耕栽培のエドゥリス紫系の花粉を、赤紫果皮ジャンボには黄果皮ジャンボの花粉を、黄果皮ジャンボには赤紫果皮ジャンボの花粉を授粉すると結実します。20151004棚のエドゥリス黄実蔓にぶら下がっている夏結実の果実は、このエドゥリス黄実が最後です。色付いていますので、まもなく落下するでしょう。