梅雨も明けました。
我が家のパッションフルーツ棚には、黄果皮ジャンボ、赤紫果皮ジャンボ、エドゥリス黄実という大実種を集めていますが、暑さにより小さな花芽が落ちる傾向がでてくるなかで、暑さに耐える大きさに育っていた蕾は、逆にその勢いを増しているようです。
おそらく、全部で10個くらい咲くのでは?という感じです。
ところがここまでは、棚にぶら下がっているのは、黄果皮ジャンボ3個と、赤紫果皮ジャンボ2個と寂しい状態です。蕾から顔を出していない小さな果実を含めても10個程度でしょうか。
これまでもちょこちょこ開花していましたが、授粉するのが暗くなる直前だったことが多かったせいか、梅雨だったために湿度が高く、受粉に不適切な状態の花粉だったせいか、授粉の成功率は3~4割程度にとどまっているのです。
しかし今日は違います。
海の日のため休日で家にいますので、最適なタイミング(花粉が『ほるほる・ほくほく』しているうちに)に授粉可能ですし、梅雨は開けていますので湿度条件も良いはずです。
特にジャンボ系などは、大きなものはテニスボール大の果実に育ちますので、豪快にたくさん棚にぶら下げてみたいな!!と思うのです。
今日は、慎重にやりますよ。
【追記:授粉しました】
とても困ったことになっていました。雄しべ(黄色い部分)に花粉がほとんどありません。このように正常な雄しべには、凹みを隠すほどに『ほくほく』と花粉がたっぷりあるのです。こんなことははじめてです。
撮影には特に顕著なものを選んでいますが、結局今日開花した8個の花のすべてに同じ傾向が出ていました。
通常であれば、1個の雄しべを使って軽くこすっていくだけで花1個分の3個の雌しべに十分に花粉を付けることができるのですが、状態の良い雄しべをセレクトしながら、1個の雌しべに1個の雄しべを使用しました。それでも、1個の花あたりの雄しべの数は雌しべの数より多いですからなんとかなりましたが、雌しべの頭を押さえつけて雄しべをこすり付けるという、通常はしない方法をとる必要がありました。
そして、花粉が付いていることをチェックしました。
なんとか全て授粉できているようです。
ちょっとネットで調べてみたところ、このように花粉が非常に少ない雄しべをもった花の出現は、高温期に開花した花に散見される現象だということです。
我が家では、午前咲きのエドゥリス紫系では発生せず、暑い盛りに咲く午後咲きの黄果皮ジャンボ、赤紫果皮ジャンボ、エドゥリス黄実に限って現象が発生していることから、開花時の高温が原因だと合点がいきます。
こんちわ、いつも参考にさせていただいています。また、助言をしていただきたいのですが?我が家のパッションフルーツに異変が起きつつありまして困っています。開花もひと段落し実もだいぶ大きく成って来ましたが最近まだ青いままシワが寄ってきました。水やりは朝晩たっぷり上げてコンテナの底穴から流れるように上げています。追肥もハイポネックスとマグアンプKとバットグァバをあげていますが、どうしてでしょうか?よろしくお願いいたします。
yoko様
それは心配するようなことではありませんよ。
我が家でも同じです。
今まで通りに朝晩にたっぷりと水をあげてください。朝見るとシワシワは治っている筈です。毎日のように天気の良い日の昼間にはシワシワになり、朝には治るということを繰り返しはしますが、そのシワシワが原因で熟す前に落ちてしまうことはありません。
むしろ、シワシワだからといって、暑いさなかに水をやる方が危険です。土の温度が急上昇する原因になって株にダメージを与えてしまうことがあります。