我が家の庭の変化20150521

今日は、比較的フリーな時間帯が多い日です。午前中はゆっくり庭を眺めて過ごすことができます。

そんな良く晴れた日の早朝、学校へ向かうちびっこたちの元気な声に癒され、感謝すら覚えます。

さて、植物を立派に育てるには、植物に声をかけることがたいせつなどということを聞くことがあります。・・・しかし私がそんな人を見かけたならば、微妙な気持ちになると思いますので、私は心の中だけの声にしていますが。

時間をみつけては、心の中でパッションフルーツ達や庭の植物達に声をかけながら観察するのですが、いまだにおおむね毎日大なり小なりの発見をします。

今日も二つの発見をしました。一つはもしかしてパッションフルーツの生物学的事実?ということです。もう一つは、新な成長の軌跡の一旦の発見です。さらには、番外編としてですが、我が家の今が旬の植物のようすを画像にとどめましたので、あわせてご紹介させていただきます。

まず、最初のパッションフルーツの生物学的発見?ということですが、最初におことわりすると、学術的に正しいと言うつもりはまったくありません。なぜならば、それを言うにはデータ的にサンプル数が少なすぎるからです。

と、おことわりした上で記します。発見かも?というのは、パッションフルーツの葉についてです。チリチリした葉の消滅これは、グリーンカーテンに使用している3本の株のうちの一本の株のある蔓の葉に、根本に近い位置から番号を付けたものです。つまり番号は葉の発生順を示します。
この株は、①や②の葉のようなチリチリとした葉が発生しやすいのです。内心他の株を使用すればよかったなと後悔していたのですが、③~⑦と蔓の先に向かって葉をおっていくと、③よりは④、④よりは⑤と、葉の状態は良くなっているのです。そして⑤⑥⑦は、完全に健全な状態です。⑤⑥⑦の葉は若いからではないか?と思われるかもしれませんが、①②の葉はなどは明らかに発生当初からチリチリしていましたので、葉の発生間もないかどうかという時期の問題は無関係だと思われます。
少し前に、「葉っぱがチリチリと縮れてるんですけど、どう対処すれば良いですか?」と聞かれたことがあるのですが、我が家の現象に関しては、恐らくは、葉の発生時期の温湿度条件(低湿度低温)により発生した葉の異常だろうと考えられます。そう考えると、最近発生した若い葉が健全なことに説明がつきます。雨媒介によるウィルス病でも似た状態になるようですが、ある時期からつやつやした葉になるならば問題ないでしょう。

お次ですが、新な成長の軌跡の発見と申しますと、いささか大げさ感がありますが、私にとってはそれくらい喜ばしいことなのです。20150521イエロジャンボ初花芽超接写のために、私の安物デジカメでは、ピントが合わなかったのですが、黄果皮ジャンボの初花芽を発見できたのです。
判りにくくて恐縮ですが、ジャンボ種の花芽は他と違い茶色で、葉脈のようなものが脈々としたおおいに包まれているのです。いかにも、最大で長さ100mm、重さ200gというおおきな実をならせるぞ!という雰囲気を感じさせる花芽なのです。
ただ、我が家で黄果皮ジャンボを結実させることができるのは、赤紫果皮ジャンボしかないのですが、その相方には花芽はついていませんので、この花芽が育ち開花しても、結実することはないでしょう。残念ながら、直径100mmの花を楽しんで、遅れて咲く赤紫果皮ジャンボのために花粉を保存しておくというのみになるでしょう。まぁ、一つ花芽を付けたということは、今後たくさん付くということですので、たいへん喜ばしいことではあるのです。

ちょっと話題がそれますが、実験中の水耕栽培に関しても、初花芽はまだか?とたいへん気になっております。20150521水耕栽培の葉水耕栽培の特徴は、与える肥料分、あるいはビタミンまでも管理できることです。現在、花を咲かせ実を付けさせるリン酸、根を張らせるカリ、および鉄やマグネシウムなどの微量要素を強化した処方を施した培養液を使用しておりますが、他の土耕栽培のパッションフルーツと比較して生育が遅れている状態です。この遅れは、土耕苗を水耕にという劇的変化が原因した初期的なものであろうと考えていますが、今後土耕を上回る生育を示すかを見守りたいと思います。
土耕を上回る株の巨大化、収穫があってこそ、水耕の成功と言えると考えています。

最後に、番外編となりますが、庭先でバレリーナというバラが満開ですのでご紹介させていただきます。20150521バレリーナ全体四季咲きのつる薔薇ですが、今の時期がいちばんきれいです。つる薔薇と言ってもパッションフルーツのような巻きひげはなく、つる薔薇という意味は、誘引しないとたよりないですよ!ということらしいです。昨年の今頃50cmくらいの苗をこの場所に植えたのですが、たくさん新な蔓がでてボリューミーになりました。20150521バレリーナ拡大直径4cmくらいで外側がピンクに色濃くなるかわいい一輪花です。花の寿命が長いため、多くの花が咲き乱れる姿を目にすることができることがいちばんの特徴ですかね。


「我が家の庭の変化20150521」への5件のフィードバック

  1. こんにちわ、我が家のパッションフルーツにもだいぶ花芽がついてきました。教えて頂いたように肥料を与えています。
    ただ心配なことは葉っぱが穴だらけになってしまい、何か新芽を食べる害虫がいるのかと江口さんに相談しました。ナメクジ
    ではないと思いますが?隣のプランターに旦那さんが育てている小松菜にカブラハバチが大量発生していたのが原因かもしれません。即座に廃棄させていただきましたが。
    そんなこんなで今年は花芽は見れたので、あとは上手く咲いてほしいです。

  2. こんにちわ

    我が家でもナメクジに新芽をやられました。昨年はつぼみしかやられたことがなかったのですが、新芽も食い荒らすようです。それらしい糞や、這ったあとのねばねばが乾燥したような跡もありましたのでまちがいなさそうです。
    ナメクジの場合にはこちら⇒こいつは要マークをご参照くださるとお役に立てるかもしれません。

  3. いつも丁寧に質問に答えていただき感謝しています。
    また、疑問が出てしまいましたので、教えていただけますか?
    今、花芽がたくさん出てきましたがこれから蔓を増やすのに摘心をしなければならないと思いますがお花がどのくらいの大きさになったら摘心をした方が良いのでしょうか?怖くて今摘心ができません。教えていただけますか?
    今年は初めての種類を増やしました。インセンス、ブルースカイ、パンダ、ですこれらは摘心は1度もしていません。
    でも、今パンダと言う種類に花芽がつ来ました。

    我が家の庭にトカゲが増えてついには蛇まで住み着く始末です、もっと大きなところにいるならしも、我が家の庭は猫の額のように狭くて小さな庭です

    1. インセンス、ブルースカイ、パンダとはトケイソウ科で耐寒性の強い植物のようですが、栽培経験がなく適切な回答はできません。ご了承ください。
      おそらく結実することは珍しい種だと思います。花を楽しむタイプです。
      私の栽培している紫100、ルビースター、黄果皮ジャンボ、赤紫果皮ジャンボ、エドゥリス黄実は、全てトケイソウ科エドゥリス属(エドゥリスとは食用を意味し、結実しやすいことを示します)に属します。
      従いまして、エドゥリス属全般について申しますと、一本の蔓に多くの実を付けることは理想的ではないのです。長い蔓の先の方では、実が小さくなったり、結実しない花が増えます。そこで、目安としては、蕾が5~10個付いたら摘芯した方が良いと思います。
      摘芯すると、結果的に花芽は倍増しますので、心配は無用かと考えます。

  4. いつも貴重なご意見をありがとうございます。今年は教えていただいたとうりに世話をしています。他のパッションフルーツは全部の苗が花芽を付けました(笑)今日ナメクジ退治の薬も買いに行きました。今年こそはと!!!楽しみです。
    我が家の庭にトカゲだけでは無く蛇まで住み着いていることが判明しましたが回りは相当な交通量なのにと不思議に思っています、東京のど真ん中なのに? 蛇はパッションフルーツの実は食べない事を祈っています。
    ありがとうございました。

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