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パッションフルーツ棚計画

ここのところ連日猛暑日です。皆様いかがお過ごしでしょうか。可能であれば、十分に水分を取りながら冷房の効いた部屋で過ごしたいものですね。

月曜日は仕事が休みですので、今日は自宅室内での思考に時間を費やそうと考えています。

恐らく、私は能天気な方なのでしょうが、やはりフリーの日には趣味のことを考えますね。それは勿論パッションフルーツのことです。

今我が家には、グリーンカーテン20140804リビング前のグリーンカーテンと、行燈仕立て20140804行燈仕立ての株が一株あるのですが、無いものがあるのです。それが、『パッションフルーツ棚』 なのです。植物は高いところに樹勢を集中させますので、棚に蔓を這わせれば、殆ど全ての蔓を樹勢が高い状態に保つことができます。そこから新芽が盛んに発生、開花に及ぶことは予想するに難くありません。

Googleで『パッションフルーツ 棚』と検索すると、棚に実が鈴なりの画像を見ることができます。おおかたは私のような趣味の領域ではないとしても、私のモチベーションが引き出されるには十分なインパクトがあります。

更に、棚製作に私を駆り立てるのは、行燈仕立て葉がでかいこの大きな葉の存在なんです。実はこれは、行燈仕立ての葉なのですが、この株は葉が特別に大きいんです。写真のもので25cm弱ですが、育った葉のサイズはほぼそれくらいです。ですから、これが棚を覆えば、いい葉陰を作ってくれそうだと感じたのです。その下に小さなテーブルチェアをおいてお茶する様子を思い浮かべてしまいます。

挿し木もうまくいき、挿し木2014.07.29このうちの7本は行燈仕立てのクローンですので、棚実現の一つの要素は揃ったのです。行燈仕立ての株は、今年の春に、新芽が10cm程度の蔓になっていただけの小さな苗をホームセンターで購入したものなのですが、成長もすこぶる旺盛ですので、この株と挿し木を冬越しさせた数本で十分に棚を覆うことができそうです。【ご参考】ホームセンターでパッションフルーツの苗を買いました(行燈仕立て育成記)

このように、私の中で棚実現意欲が盛り上がってきましたので、どのような棚を作るかを構想したみました。いや、「書かずにはいられなくなってきた」と言った方が正しいでしょう。
我が家の庭面積は、押し込めば普通車2台+軽自動車2台といったところですが、棚を作ることが許されそうなエリアの面積を測定すると、2m×3m程度でした。また、庭に入れられる車の数も減らしたくないので、軽自動車が入る間口の棚とし、真っ直ぐバックした位置に配置します。
そして棚のコンセプトは、”住宅街の景観に溶け込む”ということと、”基礎工事なしで強風による倒壊が有り得ない構造”ということです。パッションフルーツ棚計画それはこの図で実現できると考えています。
主な構成品は、48.6mm径の単管パイプ(3m×4、2m×8)と、単管パイプを接続するコーナーYジョイント(×8)です。
単管パイプは、建設現場の足場などとしてよく見かけるものです。YコーナージョイントはXYZ方向にパイプを接続するものです。
Yコーナージョイントで全てのパイプを接続するのかミソで、パイプどうしが交差することによる、言わば”工事現場的な雰囲気”が出ることを防ぎ、スリムな構造を実現します。また、全体がキュービックのような構造になるため、単に庭に置くとうい使い勝手になり、基礎工事不要です。下のパイプにけつまずきやすいのが唯一の欠点ですが、浅く土中に埋め込むことは容易でしょう。上下の8コーナーが固定されているので、どこかが剛性の限界を超える以外に倒壊は有り得ません。
(ご注意:Yコーナージョイントは、人の体重を支えることはできませんので、鉄棒のようにぶら下がる、上のパイプに乗るなどはできません)

以上の計画で、近所の大きなホームセンターでの購入費用を調べたところ、¥19.734税込でした。(¥5.000を超えていると)無料で配達してもらえますのでこのホームセンターで部材を揃えようと思っています。

更に、ブラウン系の色に塗装して無機質さを消そうかなとも思っています。また、恐らく不要だと思いますし、パイプが交差してフォルムのスリム感を損ないますので、できればやりたくありませんが、将来、「ブランコを付けたい」などという事態になれば、筋交を入れて剛性を上げることがあるかもしれません。

というように目論んでいます。”なぜに目論み?”と思われるかたもいらっしゃると思いますが、そのとうりなのです。

我が家の大蔵省への稟議が通らないことには、この計画は水の泡です。従って、予算なき計画は”目論み”と言うしかありません。

このページを大蔵省が読んだ頃には、自動的に稟議の結果が出るかもしれませんね。